FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第1章 レプリケーションの概要 |
Linkexpress Replication optionは、次のような特長を持つソフトウェア製品です。
オープンサーバ間のレプリケーションはもちろん、GSシリーズやMシリーズなどのグローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションも可能です。
グローバルサーバまたはPRIMEFORCEでは、Linkexpress File Transfer、DB-EXPRESSおよびPowerAIM/TJNLと連携して、Symfoware ServerまたはRDBIIとのレプリケーションを実現します。
さらに、AIM/DBやVSAMといった、リレーショナルデータベース以外のデータベースからのレプリケーションも可能です。
Linkexpress Replication optionの全複写機能は、Symfoware Serverのローダ、rdbsloaderと連携しています。世界最高速を誇るrdbsloaderとの連携により、高速の全複写を実現しています。
Linkexpress Replication optionのSymfoware抽出レプリケーションでは、差分ログの収集をレプリケーション専用に行います。レプリケーションの性能を追求した収集機構により、高性能の一括差分複写を実現しました。
弊社のデータベース製品であるSymfoware Server、RDBIIだけでなく、他社データベース製品であるOracleからもデータを抽出することができます。
弊社のデータベース製品であるSymfoware Serverだけでなく、弊社以外のデータベース製品とのレプリケーションも可能です。以下のデータベースへのレプリケーションが可能です(注)。
Oracle
SQL Server
注)Oracle抽出レプリケーションでは、他社データベース製品へのレプリケーションはできません。
Linkexpress Replication optionは、Symfoware ServerのDSIをサポートします。DSIとは、論理的な資源である表を、物理的な媒体に割り当てる単位です。双方向型モデルで、自データと複製データをDSIで分割、管理するといったような柔軟なレプリケーションの運用が可能になります。
Linkexpress Replication optionのSymfoware抽出レプリケーションでは、クラスタシステムよるレプリケーションが可能です。
参考:Symfoware ServerとSymfoware/RDBについて
Symfoware Serverは、富士通が提供するデータベースシステムで、高性能で高信頼なデータベースエンジンを持ち、インターネットビジネス時代のミッションクリティカルシステムおよび戦略的な情報活用の支援に適したデータベースシステムです。
本書では、Symfoware ServerのリレーショナルデータベースをSymfoware/RDBと呼びます。また、グローバルサーバおよびPRIMEFORCEのSymfoware ServerおよびRDBIIを含めてSymfoware/RDBと呼ぶこともあります。
詳細については、“Symfoware Server 概説書”を参照してください。
参考:DSIについて
Symfoware/RDBでは、論理的な資源であるデータベースの表を物理的な格納媒体に割り付ける単位をDSIと呼びます。表とDSIは、1:1または1:nの関係になります。1:nのときは1つの表を複数のDSIに分割していることを意味します。
DSIの詳細については、“Symfoware Server RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。
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