Interstage Traffic Director 説明書 |
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第5章 留意事項 | > 5.1 IIOP負荷分散(Interstage連携)について |
ここでは、待ちメッセージ数、通信バッファ使用率を計測した場合の負荷分散ポリシーの設定について説明します。リソース設定や一般的な負荷分散ポリシー設定の手順については、本製品マニュアルの「負荷分散/QoS制御 コンソールリファレンス」の“1.1 サイト負荷分散ポリシー”を参照して下さい。
負荷分散ポリシーのサイトファームのプロパティ画面で設定します。
分散方法に「最小待ちメッセージ数」を選択します。
選択すると、次のメッセージが表示されます。
以下を設定します。
また、同時にサーバ負荷(CPU負荷、ディスク負荷、メモリ負荷)も計測可能です。デフォルトは全て“0”となっており計測対象外となっています。
指定可能なオブジェクトは一つです。
負荷分散ポリシーのサイトファームのプロパティ画面で設定します。
分散方法に「最小通信バッファ使用率」を選択します。
選択すると、次のメッセージが表示されます。
以下を設定します。
また、同時にサーバ負荷(CPU負荷、ディスク負荷、メモリ負荷)も計測可能です。デフォルトは全て“0”となっており計測対象外となっています。
Traffic Director Enterprise Editionでは、TCP通信を行っている最中に何らかの原因でサーバがダウンした場合、サーバに接続しているTCPコネクションをリセットし、クライアントに異常の発生をより速やかに通知する機能をサポートしています。この機能は、ネーミングサービスのオブジェクトリファレンスの獲得時負荷分散を行っている場合も有効で、クライアントでの故障検出が大幅に短縮されます。故障を検出した場合は、ネーミングサービスのオブジェクトリファレンスの獲得から再実行することになります。
本機能は、負荷分散ポリシーのサイトファームのプロパティ画面上にある故障監視タブで編集を実行することで設定可能です。リセットの設定に先立って、リセットの対象となる代表ポート番号を設定する必要があります。
代表ポートにApplication ServerのIIOP用ポート番号(デフォルト:8002)を選択します。運用上Application Serverのポート番号が変更されている場合は、変更しているポート番号を直接入力して下さい。
「通信中にサーバがダウンした場合、リセットを送信する」をチェックすることにより、ネーミングサービスのオブジェクトリファレンスの獲得時負荷分散において、代表ポートで選択したポート番号がリセットの対象となります。メソッド呼び出し毎負荷分散では設定しても無効です。
「IIOP通信をメソッド毎に負荷分散する」をチェックすることにより、メソッド呼び出し毎の負荷分散が可能となります。ネーミングサービスのオブジェクトリファレンスの獲得時負荷分散でネーミングサービスコネクションの切断を不要にしたい場合も本オプションをチェックします。
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