負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第15章 FAQ集

15.26 負荷計測エージェント故障の検出タイミングについて

負荷計測エージェントを使用した負荷分散を行う場合、負荷計測エージェントが停止している場合など、負荷計測エージェントとの通信が行えない状態となった場合、負荷計測エージェント故障が検出され、そのサーバは負荷分散の対象から切り離されます。これは負荷計測エージェントが動作している場合でも、ディスク遅延等OSによるプロセスの実行が遅れている場合にも負荷計測エージェントから、Traffic Director本体に対する通信が行えない場合にも発生する可能性があります。

負荷計測エージェント故障が検出された場合、以下のメッセージが出力されます。

また、負荷計測エージェントから再び通信が行える状態となった場合、そのサーバは再び負荷分散の対象に組み込まれます。

負荷計測エージェントの復旧が検出された場合、以下のメッセージが出力されます。

負荷計測エージェント故障が検出されるタイミングは以下の通りです。

負荷計測エージェントとの通信が、以下の時間行なわれなかった場合に故障検出されます。
(「負荷計測間隔(*1)」の設定値+10秒)*「故障監視の再検査回数(*2)」の設定値
デフォルト設定の場合は、以下の通りとなります。
(6秒+10秒)*3回 = 48秒
*1)「サイト・ファーム」オブジェクトの「負荷計測」タブの「監視の間隔」の設定値
*2)「サイト・ファーム」オブジェクトの「故障監視」タブの「無応答時の再検査」の設定値


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