負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド |
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第15章 FAQ集 |
IIOPメソッド毎負荷分散のTCPコネクション情報について、ホットスタンバイノード間で情報引継ぎを行っていません。このため、IIOPメソッド毎負荷分散の対象となるTCPコネクションが接続されている状態で、Traffic Directorのホットスタンバイ切替えを行った場合、切替え後に、そのTCPコネクションで継続して通信を行なうことは出来ません。
Interstage Application ServerのIIOPサービスの負荷分散を行う場合、このような通信を継続出来ないTCPコネクションでリクエストが送信されると、クライアントアプリ側には以下のようなCORBAの例外が発生します。
TCPコネクションが接続されている状態で、Traffic Directorのホットスタンバイ切替えを行った際、その接続していたTCPコネクションでリクエストを送信した場合、リクエストはTraffic Directorで破棄されます。
このため、接続されていたTCPコネクションをいったん切断し再接続するまでの間にクライアントから送信したリクエストには応答が返らず、タイムアウトでエラーとなります。
Traffic Directorのホットスタンバイ切替えを実施した際に、リクエストがタイムアウトでエラーとなった場合、接続されているコネクションをいったん切断し、再接続した後、エラーとなったリクエストを再度送信するように対処を実施してください。
また、Traffic Director のホットスタンバイ切替え後の通信再開時間を短縮したい場合には、クライアントアプリケーションでリクエストの応答待ちタイムアウト時間や、無通信の切断時間の設定を短縮することにより、TCPコネクションの再接続までの時間を短縮してください。
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