負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第15章 FAQ集

15.18 ネーミングサービスのオブジェクトリファレンス獲得毎の負荷分散で、サーバ故障が発生した場合の動作について

ネーミングサービスのオブジェクトリファレンス獲得毎の負荷分散を行う場合、獲得したオブジェクトリファレンスに従って、クライアントと分散対象サーバで直接通信が行なわれます。

このため、サーバ故障が発生し、クライアントアプリケーションでエラーを検知した場合には、必ず、ネーミングサービスのコネクションを切断した後にオブジェクトリファレンスを獲得し直して、別の稼動中の分散対象サーバに接続しなおすように、クライアントアプリを作成する必要があります。

また、コネクション・リセット機能を使用すると、サーバ故障発生時にクライアントアプリケーションでサーバの異常をより早く検出することが出来ます。ネーミングサービスのオブジェクトリファレンス獲得毎の負荷分散を行う場合は、コネクション・リセット機能を使用することを推奨します


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