負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第14章 無通信監視について

14.2 無通信監視切断時ログ

無通信時監視によってコネクションを切断する際に、システムコンソールにメッセージを出力することが可能です。クライアントにてエラーが発生した際に、システムコンソールのメッセージを確認することで、無通信監視によるものかどうかを判断でき、トラブル解決を迅速におこなうことができます。

以下に出力されるメッセージ及び関連する無通信監視パラメタを示します。

メッセージID

メッセージ

関連パラメタ

SCAT:0025

The timeout occurred for the excess of non-communicated surveillance time. (vip = %d.%d.%d.%d:%d, client = %d.%d.%d.%d:%d, server = %d.%d.%d.%d:%d)

idletimer
pmc_clidletimer
pmc_svidletimer
idletimer
iiop_receivewatchtimer

SCAT:0026

The timeout occurred for the excess of response surveillance time. (vip = %d.%d.%d.%d:%d, client = %d.%d.%d.%d:%d, server = %d.%d.%d.%d:%d, id = %d->%d)

iiop_responsetimer

SCAT:0025では、以下の情報が表示されます。

コネクションの種類

vip

client

server

常設コネクション以外

仮想IPアドレスと代表ポート番号

クライアントのIPアドレスとポート番号

分散対象サーバのIPアドレスとポート番号

常設コネクション(クライアントとTraffic Director間)

仮想IPアドレスと代表ポート番号

クライアントのIPアドレスとポート番号

クライアントから見たサーバのIPアドレスとポート番号(仮想IPアドレスと代表ポート番号と同値)

常設コネクション(Traffic Directorと分散対象サーバ間)

仮想IPアドレスと代表ポート番号

分散対象サーバから見たクライアント(Traffic Director)のIPアドレスとポート番号

分散対象サーバのIPアドレスとポート番号

SCAT:0026では、以下の情報が表示されます。

vip

client

server

id

仮想IPアドレスと代表ポート番号

クライアントのIPアドレスとポート番号

分散対象サーバのIPアドレスとポート番号

クライアントから送信されたIIOPリクエストIDとサーバに送信した変換後のリクエストID(10進表記)


本メッセージは、無通信監視で頻繁にコネクションが切断されるケースを想定し、デフォルトでは出力しない設定になっています。出力するためには“ndlbprm”コマンドにて以下のパラメタを設定してください。

パラメタキー

デフォルト値

設定範囲

log_conn_timeout

0

0 (出力しない)
または
1 (出力する)

また、出力先はsyslogd(1M)の環境設定に依存します。必要に応じてsyslogd(1M)の環境設定をおこなってください。本メッセージのfacilityおよびlevelは以下の通りです。


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