負荷分散/QoS制御 コンソールリファレンス
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 ポリシー情報の設定> 1.4 アドレス変換ポリシー

1.4.1 アドレス変換ポリシー・オブジェクトの作成(必須)

アドレス変換ポリシを作成します。

ネームスペースから、アドレス変換ポリシーを作成する「ネットワーク・サーバ」をクリックします。
「編集」メニューから、「新規作成」、「アドレス変換ポリシー」を選択します。



クラスタ配下にアドレス変換ポリシーを作成する場合は、「プライマリ(運用側)ノード」を選択します。



アドレス変換ポリシーの名前を入力します。ここで入力した内容がネームスペースに反映されます。


必要に応じて、アドレス変換ポリシーの注釈を入力します。



アドレス変換を行う場合、一連の通信が終了するまで処理単位を追し、変換対象となるアドレスを維持する必要があります。一般的なTCP/UDPまたはIPプロトコルでは、適切に維持されます。しかし、FTPやH.323など接続時とデータ転送時では異なるポート(セカンドポー)を使用するようなプロトコルでは、正しく追跡することができません。

追跡を正しくするためには、各「1.5.2 変換ルール(変換方向)の追加/編集」において、「変換条件」の設定で「IPプロトコル」および「接続先のポート」のフィルタエントリを追加し、さらに「識別情」タブを設定する必要があります。しかし、これら組み合わせは、各アプリケーションごとに複雑です。

実際の設定では「変換条件」を設定する際は、「フィルタ条件(参照)」のフィルタエントリを追加し、ポリシー配下にあらかじめ作成されている、リソース情報の「プロトコル・リスト」から適切なアプリケーションを選択することで、簡単に選択して設定することができます。

これら識別情報を必要とするプロトコルには、現在以下のプロトコルが存在します(これ以外にも識別を必要とするプロトコルがありますが、本製品ではサポートしておりません)。


Traffic Director(Solaris版)では、以下の注意事項があります。



目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006