負荷分散/QoS制御 コンソールリファレンス
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第1章 ポリシー情報の設定

ここでは、ポリシー情報について説明します。

Interstage Traffic Directorでは、IPv6は未サポートです。そのため、IPアドレスは、IPv4アドレスのみ設定可能です。


Traffic Directorが動作する上で必要な情報は以下の手順で設定を行ないます。

コンソールの基本的な操作方法については「ポリシー・フレームワーク コンソールガイド」を参照してください。


Traffic Director(Solaris版)では、リソースについて以下の注意事項があります。

リソース名

注意事項

動作リソース

“Syn Flood攻撃防御”の設定は未サポートです。

条件リソース

“有効期間”は、帯域制御のみ有効です。

アドレス・リソース

”IPアドレス”及び”MACアドレス”で下記注意事項があります。

  • 範囲指定を行った“IPアドレス”を設定したアドレス・リソースは帯域制御のみでサポートします。範囲指定の“IPアドレス”を設定したアドレス・リソースを参照するポリシーを適用した場合、アクセス制御、サイト負荷分散、およびアドレス変換は機能全体が動作しません。
  • “MACアドレス”を設定したアドレス・リソースは未サポートです。“MACアドレス”を設定したアドレス・リソースを参照するポリシーを適用した場合、省略されているものと見なします。
  • IPv6関連のリソースは使用できません。

IPプロトコル・リソース

以下の"IPプロトコル"のみサポートします。これら以外の未サポートの値を選択したサービス・リソースを参照するポリシーを適用した場合、アクセス制御は機能全体が動作しません。帯域制御は、「対象外」を設定したものと見なします。サイト負荷分散は、常時「対象外」を設定したものと見なします。

  • 1:Internet Control Message (ICMP)
  • 6:Transmission Control (TCP)
  • 17:User Datagram (UDP)

バイナリ・パターン・リソース

以下のパケットのみサポートします。これら以外の未サポートの値を選択したポリシーを適用した場合、アクセス制御は機能全体が動作しません。帯域制御は、「対象外」を設定したものと見なします。サイト負荷分散は、常時「対象外」を設定したものと見なします。

  • IPデータの先頭
    アクセス制御ポリシーで、プロトコルが「ICMP」、または帯域制御ポリシーの場合のみ選択できます。
  • TCPデータの先頭
    帯域制御ポリシーでのみ選択できます。
  • UDPデータの先頭
    帯域制御ポリシーでのみ選択できます。
  • 複数ブロック化
    帯域制御ポリシーでのみ選択できます。ブロックの要素として選択できるbaseは、「IP」、「TCP」、または「UDP」のみです。

HTTPアプリケーション・リソース

帯域制御ポリシーおよびサイト負荷分散ポリシーでのみサポートします。“HTTPアプリケーション・リソース"を設定したリソースを参照するアクセス制御ポリシーを適用した場合、アクセス制御機能全体が動作しません。

H.323アプリケーション・リソース

帯域制御ポリシーでのみサポートします。その他の機能で参照するポリシーに設定された場合、該当機能全体が動作しません。

ターミナル・リソース

未サポートです。

Citric Metaframeアプリケーション・リソース

帯域制御ポリシーでのみサポートします。その他の機能で参照するポリシーに設定された場合、該当機能全体が動作しません。

LUタイプ・リソース

未サポートです。

HTTPヘッダ・リソース

"ヘッダタグ"には"User-Agent"のみが指定可能です。

DHCPオプション・リソース

未サポートです。

Traffic Director(Solaris版)では、「ポリシー・フレームワーク コンソールガイド」の”ポリシーで管理する機器を作成する”で、以下の注意事項があります。

種別

注意事項

ネットワーク・サーバ

  • "動作モード"の“ブリッジ”、“ブリッジ+ルータ”は未サポートです。
  • 並列型配置では“その他”を選択してください。
  • “IPアドレス・オブジェクト”では以下の注意事項があります。
    • “ルート情報”は、“静的ルーティング”のみサポートします。
    • “管理用のIPアドレス”をチェックするIPアドレスは、インストール時に指定したインタフェースのIPアドレスと同一のものを指定してください。
  • サイト負荷分散、および帯域制御機能は、全LANカードに対して制御を行ないます。
  • “IPルート情報オブジェクト”は未サポートです。

クラスタ

  • "動作モード"の“ブリッジ”、“ブリッジ+ルータ”は未サポートです。
  • 並列型配置では“その他”を選択してください。
  • “IPアドレスオブジェクト”では以下の注意事項があります。
    • “ルート情報”は、“静的ルーティング”のみサポートします。
    • “管理用のIPアドレス”をチェックするIPアドレスは、インストール時に指定したインタフェースのIPアドレスと同一のものを指定してください。
  • サイト負荷分散、および帯域制御機能は、全LANカードに対して制御を行ないます。
  • “IPルート情報オブジェクト”は未サポートです。

下へ1.1 サイト負荷分散ポリシー
下へ1.2 DHCPポリシー
下へ1.3 フィルタリング・ポリシー
下へ1.4 アドレス変換ポリシー
下へ1.5 イベント・ポリシー

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