負荷分散/QoS制御 コンソールリファレンス |
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第1章 ポリシー情報の設定 | > 1.3 フィルタリング・ポリシー | > 1.3.3 各動作の設定(アクセス制御、SynFlood攻撃防御、帯域制御) |
名前
帯域制御の名前を入力します。
注釈
必要に応じて、帯域制御の注釈を入力します。
■「帯域フロー」タブ
帯域フローは、帯域制御の動作が設定されている最上位のルールにだけ表示されます。
出力側に加え、入力側も帯域制御する
トラフィックの方向によって回線スピードが違う(ADSLなど)場合、出力側および入力側の帯域制御を別個に行うことができます。別個に帯域制御を行う場合は、チェックボックスをチェックします。
分割サイズ
音声や映像などの遅延に敏感なマルチメディア系の通信が、FTPなどの大きなサイズのデータを送受信するデータ転送系の通信に影響を受けないように、大きなサイズのパケットを分割するサイズを256〜1500バイトの範囲で設定します。
なお、パケットの分割は「帯域クラス」タブの「この帯域クラスは遅延に敏感な通信(分割の非対象)である」をチェックしていないものが対象となります。チェックしたものを分割したパケットの途中に挿入することで、チェックした通信が長時間滞ることが無いように調整します。
Traffic Director(Solaris版)では以下の注意事項があります。
■「帯域クラス」タブ
親階層の帯域幅の範囲で、同階層において最優先に通過させる(優先クラス)
チェックボックスをチェックすると、該当する階層の帯域範囲で優先的に通過させることができます。
大量のトラフィックが、このクラスで流れる場合、同階層の他の帯域クラスは正しく制御できなくなります。チェックする場合は、十分注意してください。
この帯域クラスは遅延に敏感な通信(分割の非対象)である
音声や映像などのマルチメディア通信では、他の大きなトラフィックなどの影響により、遅延が発生する場合があります。
チェックボックスをチェックすると、大きなデータ(遅延に鈍感な通信(分割対象)のパケット)は、分割が可能であれば「帯域フロー」タブの「分割サイズ」で設定したサイズに分割して送受信するようになり、この帯域クラスで指定されたトラフィックが長時間滞ることがないように制御することで、遅延の発生を最小限にすることができます。
なお、パケットの分割は、帯域フローの単位で機能します。
出力最低保証帯域幅
優先クラスの設定をOFFにした場合に設定できます。
このクラスが使用する出力最低保証帯域幅を、ベース帯域の使用率で1〜100%の範囲で設定します。この帯域幅は最低限確保できるように、帯域を制御します。帯域幅は、同一階層での合計が100%を超えないように指定する必要があります。
この帯域が確保できない場合、この帯域クラスの通信は廃棄され、他の帯域クラスにこの帯域が割り当てられます。
出力最大帯域幅
優先クラスの設定をOFFにした場合に設定できます。
このクラスが使用する出力最大帯域幅を、ベース帯域の使用率で 1〜100%の範囲で設定します。この帯域幅を超えて帯域を与えることはありません。
帯域に余裕がある場合には、指定した値を上限として帯域を拡張して使用することができます。通常は100%にしておくことで帯域を有効に利用できます。
入力最低保証帯域幅
優先クラスの設定をOFFにし、最上位ルールの「帯域フロー」タブで“出力側に加え、入力側も帯域制御する”の設定をONにした場合に設定できます。
このクラスが使用する入力最低保証帯域幅を、ベース帯域の使用率で1〜100%の範囲で設定します。この帯域幅は最低限確保できるように、帯域を制御します。帯域幅は、同一階層での合計が100%を超えないように指定する必要があります。
この帯域が確保できない場合、この帯域クラスの通信は廃棄され、他の帯域クラスにこの帯域が割り当てられます。
入力最大帯域幅
優先クラスの設定をOFFにし、最上位ルールの「帯域フロー」タブで“出力側に加え、入力側も帯域制御する”の設定をONにした場合に設定できます。
このクラスが使用する入力最大帯域幅を、ベース帯域の使用率で 1〜100%の範囲で設定します。この帯域幅を超えて帯域を与えることはありません。
帯域に余裕がある場合には、指定した値を上限として帯域を拡張して使用することができます。通常は100%にしておくことで帯域を有効に利用できます。
ログ採取
運用中に発生した、各種イベント情報の記録を行うレベルを設定します。
Traffic Director(Solaris版)は、以下の注意事項があります。
■「ToSビット・マーキング」タブ
帯域クラスに一致した通信パケットへ、優先度に関する情報を再設定します。
方式
以下のどれかをリストから選択します。
優先度
変更する優先度をリストから選択または、直接値を設定します。
IP Precedence は0〜7の範囲で設定します。DiffServ Codepointは、0〜63の範囲で設定します。
Tosビット・マーキングは、中継するルータ装置で優先度の高いパケットをできるだけ通過させるようにパケットにランク付けを行うことができます。“方式”は、運用されているネットワークにより異なります。ネットワークの管理者にお問い合わせください。
Traffic Director(Solaris版)では、以下の注意事項があります。
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