負荷分散/QoS制御 コンソールリファレンス |
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第1章 ポリシー情報の設定 | > 1.1 サイト負荷分散ポリシー |
ネットワーク・サーバは、クライアント装置と分散対象サーバ群の間に配置します。この配置方法には、通過型配置(クライアント装置と分散対象サーバ群をネットワーク・サーバが分断する)と並列型配置(分散対象サーバ群と同列に配置される)の2種類があります。並列型配置では、クライアントからのリクエストはネットワーク・サーバを経由しますが、サーバからのレスポンスは直接クライアントへ送信されます。ネットワーク・サーバの配置方法が並列型配置の場合は、特に注意してください。
(1)装置の配置方法と転送方式
配置 転送方式 |
並列型 |
通過型 |
注意事項 |
IPアドレス変換方式 |
× |
○ |
|
MACアドレス変換方式 |
○ |
○ |
全分散対象サーバにIP Serverに設定した仮想IPアドレスをエイリアスIPとして設定する必要がある。 |
(2)各機能と装置の配置・転送方式について
・サーバ負荷分散
配置・転送方式 機能 |
並列型 |
通過型 |
注意事項 |
|||
MAC変換 |
MAC変換 |
IP変換 |
||||
分散方式 |
ラウンドロビン |
○ |
○ |
○ |
||
静的な重み付け |
○ |
○ |
○ |
|||
最小コネクション数 |
○ |
○ |
○ |
|||
最小クライアント数(*s) |
○ |
○ |
○ |
|||
最小データ通信量 |
△* |
○ |
○ |
上りデータ量のみ計測 |
||
最小応答時間 |
× |
○ |
○ |
|||
最小サーバ負荷 |
○ |
○ |
○ |
|||
最小FNA/LU数 |
○ |
○ |
○ |
|||
IIOP (Interstage Application Server連携) |
× |
× |
○ |
|||
コンテンツ負荷分散 |
URLベース負荷分散 |
× |
○ |
○ |
Webサーバのキープアライブ機能を無効にしておくこと |
|
HTTPヘッダ負荷分散(*s) |
× |
○ |
○ |
|||
Webアクセラレーション(*s) |
× |
× |
○ |
HTTP1.1をサポートしていること。Webサーバのキープアライブ機能を有効にしておくこと。 |
||
セション維持機能 |
ノード単位 |
○ |
○ |
○ |
||
コネクション単位 |
Cookieオプション |
× |
○ |
○ |
||
SSLセッションID |
× |
○ |
○ |
|||
URLリライト |
× |
○ |
○ |
|||
URLリライト拡張 |
× |
○ |
○ |
|||
認証ヘッダオプション |
× |
○ |
○ |
|||
ポート多重 |
× |
× |
○ |
|||
IIOPメソッド毎負荷分散 |
× |
× |
○ |
|||
FTP負荷分散 |
△* |
△* |
○ |
ノード単位のみ。FTPの分散対象サービスオブジェクトは作成しないこと |
||
RealMedia、VDOLive、WindowsMedia負荷分散(*s) |
△* |
△* |
○ |
ノード単位のみ。分散対象サービスオブジェクトは作成しないこと。 |
・サイト間負荷分散
配置・転送方式 機能 |
並列型 |
通過型 |
注意事項 |
|
MAC変換 |
MAC変換 |
IP変換 |
||
HTTPリダイレクト |
○* |
○* |
○* |
HTTPプロトコルのみ |
UDPカプセリング(*s) |
○* |
○* |
○ |
転送先のサイトファームはIPアドレス変換であること。 |
・透過デバイス負荷分散
配置・転送方式 機能 |
並列型 |
通過型 |
注意事項 |
|
MAC変換 |
MAC変換 |
IP変換 |
||
透過デバイス負荷分散(*s) |
× |
○* |
× |
コネクション単位の分散を行う場合、FTPのPASVコマンドの負荷分散は行えません。 |
・フィルタリング・ポリシー及びアドレス変換ポリシー
配置・転送方式 機能 |
並列型 |
通過型 |
注意事項 |
|
MAC変換 |
MAC変換 |
IP変換 |
||
アドレス変換 |
× |
× |
○ |
|
SynFlood攻撃防御 |
× |
× |
○ |
(3)故障監視機能
監視方式 |
注意事項 |
装置監視(レイヤ3) |
PINGによる監視を行います。 |
サービスレイヤ監視(レイヤ4) |
透過デバイス負荷分散を行う場合は使用できません。監視対象となるアプリケーションにより、監視パケットを異常と判断する場合があります。 |
アプリケーション監視(レイヤ7)(*s) |
サポートプロトコルは、以下の通りです。他のプロトコルを指定してもサービスレイヤ監視(レイヤ4)までしか実施されません。 |
ルート監視(レイヤ3)(*s) |
対向のネットワークサーバ(Traffic Director)間でPINGによる監視を行います。監視対象のデバイスでネットワークサーバ(Traffic Director)間のPINGを通過する設定が必要となる場合があります。ルート監視の対象となるデバイスのルーティング設定により異常を検出できない場合があります。 |
Traffic Director(Solaris版)は以下の注意事項があります。
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