PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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付録B リファレンスマニュアル> B.1 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド

B.1.4 sfcmount(8) 自ノードへのGFS共用ファイルシステムのマウント

◆形式

sfcmount device | mount_point

sfcmount device mount_point

◆機能説明

 sfcmount は、GFS 共用ファイルシステムを自ノードだけでマウン処理します。GFS 共用ファイルシステムが使用可能なすべてのノードから sfcmount は使用できます。

 マウント処理の延長で、自ノードで sfcfsd デーモンと (必要ならば) MDS を起動します。事前に /etc/fstab の設定を行う必要があります。

 スーパーユーザーだけがマウント処理を行うことができます。

 マウント処理に失敗した場合、エラー情報がコンソールに出力されます。出力されたエラー情報に応じた対処を行ってください。

◆オプション

 以下のマウントオプションが /etc/fstab に指定できます。マウントオプションを複数個指定する場合、カンマによって区切る必要があります。

atime | noatime

 ファイルの最終参照時刻を更新する (atime) または更新しない (noatime) ようにマウントします。
 省略時は atime です。

atrc | noatrc

 ノード起動時にマウントする (atrc) またはマウントしない (noatrc) ことを指定します。
 省略時は atrc です。

async

 ファイルシステムに対するすべての I/O を非同期で行うようにマウントします。
 省略時は async です。

defaults

 rw,suid,dev,exec,async と同じ意味です。

dev | nodev

 ファイルシステム上のキャラクタ特殊ファイルやブロック特殊ファイルを使用できる(dev) または使用できない (nodev) ようにマウントします。
 省略時は dev です。

exec | noexec

 ファイルシステム上のバイナリファイルの実行を許可する (exec) または許可しない (noexec) ようにマウントします。
 省略時は exec です。

rw | ro

 読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro) でマウントします。
 省略時は rw です。

suid | nosuid

 バイナリファイルの setuid を実行許可する (suid) または実行許可しない (nosuid) ようにマウントします。
 省略時は suid です。

◆オペランド

 以下のオペランドが指定できます。

device

 マウントするファイルシステムの代表パーティションのブロック特殊ファイル名を指定します。

mount_point

 マウントを行うディレクトリ名を指定します。

◆使用例

# sfcmount /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 /mount_point <Enter>
# sfcmount /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter>
# sfcmount /mount_point <Enter>

◆関連ファイル

/etc/mtab

 マウント中のファイルシステムのテーブル

/etc/fstab

 ファイルシステムの環境ファイル

◆関連項目

sfcumount(8), sfcmntgl(8), sfcumntgl(8).

オンラインマニュアルページの mount(8), fstab(5).

◆注意事項


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