PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

付録A メッセージ一覧> A.2 GFS共用ファイルシステムのデーモンメッセージ

A.2.4 エラーメッセージ MDS(sfcfsmgデーモン)

 ここでは、GFS 共用ファイルシステムの MDS(sfcfsmg デーモン)のエラーメッセージを説明します。


 

ERROR: sfcfs_mds:0001: v_count != 0 inode = ino_pointer ino = ino_num

[説明]

 ファイルシステム内の i ノード(ino_num) 解放時に異常を検出しました。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1001: MDS is failed.

[説明]

 MDS のリカバリマウントに失敗しました。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1002: primary MDS is terminated.

[説明]

 プライマリ MDS が異常終了しました。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1003: secondary MDS is terminated.

[説明]

 セカンダリ MDS が異常終了しました。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1004: can't execute primary MDS
ERROR: sfcfs_mds:1005: can't execute secondary MDS

[説明]

 プライマリ MDS またはセカンダリ MDS の起動に失敗しました。

[対処]

 以下の点を確認してください。

 上記で解決しない場合は、fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。
 sfcinfo(8), sfcrscinfo(8), sfcgetconf(8) の詳細については、sfcinfo(8), sfcrscinfo(8), sfcgetconf(8) を参照してください。また、sfcgetconf(8) で得られる sfcadm(8) コマンド実行行の詳細については、本書の“9.5 管理パーティション情報のバックアップ”、および“9.6 管理パーティション情報のリストア手順”を参照してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1006: can't execute MDS

[説明]

 MDS の起動に失敗しました。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1007: fsid: MDS terminated because logreplay failed. errcode=errcode

[説明]

 ファイルシステムの MDS によるログリプレイが失敗しました。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1008: fsid: Filesystem status is FSBAD, so MDS can not run. fs_clean = fs_clean

[説明]

 MDS がファイルシステムの異常を検出したため起動に失敗しました。

[対処]

 該当ファイルシステムを全ノードでアンマウントし、sfcfsck(8) を -o nolog 指定で実行してください。


 

ERROR: sfcfs_mds:1009: fsid: MDS terminated abnormally because I/O error occurred continuously on meta-data area of the disk.

[説明]

 メタデータ領域に対して I/O エラーが継続的に発生したため MDS が異常終了しました。

[対処]

 運用を再開するには、最初にフルチェックの sfcfsck(8) の実行してください。

 その後、ファイルシステムをバックアップして、ディスク交換などによりハードウェアの不良原因を取り除き、バックアップしたデータをリストアすることでファイルシステムの復旧を実施してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006