PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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付録B リファレンスマニュアル> B.2 GFS 共用ファイルシステム独自管理コマンド

B.2.5 sfcgetconf(8) 管理パーティションのバックアップ

◆形式

sfcgetconf backupfile

sfcgetconf -a backupfile

sfcgetconf -i fsid [-i fsid]... backupfile

sfcgetconf -d device [-d device]... backupfile

◆機能説明

 sfcgetconf は、以下の内容を backupfile に出力します。

 -a オプション指定時には sfcfsrm.conf の内容を出力します。

 出力されるバックアップファイには、sh(1) シェルスクリプト形式で sfcadm(8) 実行手順が記されます。

 管理パーティションの復旧は、sfcsetup(8) で管理パーティションを初期化した後、sfcgetconf が出力したスクリプトを実行して行います。

◆オプション

 以下のオプションが指定できます。

-a

 sfcfsrm.conf の内容をバックアップファイルの冒頭にコメントアウトした形で出力します。(-a オプション非指定時の出力も続けて出力されます。)

-i fsid

 このオプションが指定された場合(すべてのファイルシステムに関してではなく)、指定された fsid 値に対応するファイルシステムに関する情報と、そのファイルシステムに関する管理パーティション内の情報を再構成するための sfcadm(8) 実行手順だけ出力します。

-d device

 ファイルシステムを構成するパーティションのブロック特殊ファイルを指定します。このオプションが指定された場合(すべてのファイルシステムに関してではなく)、指定されたデバイスに対応するファイルシステムに関する情報と、そのファイルシステムに関する管理パーティション内情報を再構成するための sfcadm(8) 実行手順だけ出力します。

◆オペランド

 以下のオペランドが指定できます。

backupfile

 出力先ファイル名を指定します。出力先に既にファイルが存在している場合、バックアップは行われません。

◆使用例

 すべてのファイルシステムに関する設定のバックアップをファイル sfccfg.bkup.1 に出力する場合。

# sfcgetconf sfccfg.bkup.1 <Enter>

 sfcfsrm.conf の内容をバックアップファイルの先頭に付記し、すべてのファイルシステムに関するバックアップをファイル sfccfg.bkup.2 に出力する場合。

# sfcgetconf -a sfccfg.bkup.2 <Enter>

 fsid 値 1,2 に対応するファイルシステムに関するバックアップを sfccfg.bkup.3 に出力する場合。

# sfcgetconf -i 1 -i 2  sfccfg.bkup.3 <Enter>

 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 に対応するファイルシステムに関する設定のバックアップを sfccfg.bkup.4 に出力する場合。

# sfcgetconf -d /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 sfccfg.bkup.4 <Enter>

◆関連ファイル

/var/opt/FJSVsfcfs/sfcfsrm.conf

sfcfrmd デーモンの環境ファイル

◆関連項目

sfcadm(8), sfcsetup(8).

◆注意事項


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