PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第11章 ファイルシステムの操作(コマンド編)> 11.2 作成> 11.2.2 ファイルシステム作成

11.2.2.4 MDS運用情報設定

 可用性向上のため、MDS 運用情報を指定する場合の GFS 共用ファイルシステムの代表的なファイルシステムの作成例を示します。

◆MDS の配置優先度の設定

 プライマリ MDS とセカンダリ MDS の配置優先順位は、sfcmkfs(8) の -o node オプションで共有ホスト名を指定することで決定されます。指定した共有ホスト名の順番にプライマリ MDS,セカンダリ MDS の候補となります。そして次に説明する MDS 配置範囲の指定とファイルシステム運用開始時の、実際の共用ノードの運用状況によって最終的にプライマリ MDS が決定されます。

 以下に、プライマリ MDS の候補を mikan そしてセカンダリ MDS の候補を karin として配置する場合の sfcmkfs(8) によるファイルシステムの作成例を示します。

# sfcmkfs -o node=mikan,karin /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter>
   代表パーティション(メタデータ、ログ、データ): /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01
   共有するホスト: mikan, karin
   プライマリMDS: mikan
   セカンダリMDS: karin

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006