PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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第11章 ファイルシステムの操作(コマンド編) | > 11.2 作成 | > 11.2.2 ファイルシステム作成 |
GFS 共用ファイルシステムを作成する sfcmkfs(8) では、ファイルシステムをカスタマイズするパラメタを用意しています。以下に、代表的なパラメタについて説明します。
アップデートログ領域のサイズを指定します。指定できる値は、最小値が 5 メガバイトで最大値が 100 メガバイトです。省略時は、ファイルシステムサイズの約 1% をアップデートログ領域サイズとします。ただし、ファイルシステムサイズの 1% の値が 5 メガバイト未満の場合は 5 メガバイトに、50 メガバイトを超える場合は 50 メガバイトに設定します。
メタデータ領域サイズを指定します。単位は、メガバイトです。省略時は、ファイルシステムサイズの約 10% の値になりますが、ファイルシステムサイズが大きくなるほど、メタデータ領域の使用割合は少なくなります。
指定できる値の最小値は、省略値と同じです。最大値は、最大 1メガ個の V データを管理するために最低限必要なサイズです。(作成済みのファイルシステムの V データの総数は sfcdf(8) で確認できます。) ただし、代表パーティションのサイズより大きな値を指定することはできません。
GFS 共用ファイルシステムにファイルデータパーティションを追加して拡張する場合の、ファイルデータ領域の合計の最大値を指定します。ここで指定したサイズを超えてファイルデータパーティションを追加してしまうと、領域管理情報が不足することがあります。領域管理情報の不足が発生すると、ファイルデータ領域の空き領域の一部を使用できなくなることがあります。ファイルデータパーティションの追加は、sfcadd(8) により可能です。
指定できる値の最大値は、1048576 メガバイト (1 テラバイト) です。
GFS 共用ファイルシステムを構成するパーティションを、追加する場合の最大構成パーティション数を指定します。GFS 共用ファイルシステムを構成するパーティションには、代表パーティション、ファイルデータパーティションがあり、それらすべての合計となります。省略時の値は、16 となります。指定できる値の最小値は 1 で最大値が 32 です。
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