PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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第11章 ファイルシステムの操作(コマンド編) | > 11.2 作成 | > 11.2.2 ファイルシステム作成 |
GFS 共用ファイルシステムの代表的なファイルシステムの作成例を以下に示します。
GFS 共用ファイルシステムの作成は、ファイルシステムを作成するパーティションを指定します。この場合、代表パーティションには、メタデータ領域、アップデートログ領域、ファイルデータ領域のすべての種類を作成します。
以下に、sfcmkfs(8) によるファイルシステムの作成例を示します。
# sfcmkfs -o node=mikan,karin /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter> 代表パーティション(メタデータ、ログ、データ): /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 共有するホスト : mikan, karin プライマリMDS : mikan セカンダリMDS : karin |
ファイルデータ領域のマルチパーティション指定をするためには、代表パーティションと、ファイルデータパーティションの指定が必要です。この場合、代表パーティションには、メタデータ領域、アップデートログ領域、ファイルデータ領域が作成されます。
以下に、sfcmkfs(8) による複数ファイルデータパーティションを指定したファイルシステムの作成例を示します。
# sfcmkfs -o data=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02,data=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume03,node=mikan,karin /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter> 代表パーティション(メタデータ、ログ、データ): /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 ファイルデータパーティション: /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02, /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume03 共有するホスト: mikan,karin プライマリMDS: mikan セカンダリMDS: karin |
ファイルデータ領域のマルチパーティション指定を行う場合に、-o dataopt=y オプションの指定により、代表パーティションにファイルデータ領域を含めない構成をとることができます。
以下に、sfcmkfs(8) による複数ファイルデータパーティション、かつ代表パーティションにファイルデータ領域を含めないファイルシステムの作成例を示します。
# sfcmkfs -o dataopt=y,data=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02,data=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume03,node=mikan,karin /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter> 代表パーティション(メタデータ、ログ): /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 ファイルデータパーティション: /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02, /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume03 共有するホスト: mikan, karin プライマリMDS: mikan セカンダリMDS: karin |
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