Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU -
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上へ第7章 応用プログラムとトランザクション処理

7.7 行単位の排他を使用する場合の注意事項

行単位の排を使用する場合に、設計時点で注意しなければならない事項について説明します。

■SQL文のデータ操作文に関する注意事

行単位の排他を使用する場合は、そのトランザクションがアクセスしていない行は占有しません。競合する別のトランザクションでは、最初のトランザクションがアクセスしていない行を更新したり、新たな行を追加したりすることができます。このため、以下のような現象が起こることがあります。構築する業務において、この現象が発生すると不都合な場合は、行単位の排他を使用しないでください。

■COMMIT時のエラー処理に関する注意事

COMMIT文実行時に、以下のエラーが発生する可能性があります。WHENEVER文を利用して、COMMIT文もエラー処理の対象としてください。

■領域の再利用に関する注意事

行単位の排他を使用する場合、DELETE文またはUPDATE文を実行することによってDSI内に発生する削除領域は、同一トランザクション内では、再利用されません。そのため、バッチ業務のように大量の更新系のSQL文を発行する場合には、DSI単位またはページ単位の排他を使用するか、またはトランザクションをCOMMIT文により細かく区切って実行してください。


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