Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU - |
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応用プログラムが複数のコネクションをもつ場合、SQL文の実行対象となるコネクションを決めておく必要があります。SQL文の実行対象となるコネクションを現コネクションと呼びます。複数のCONNECT文を実行した場合、最後のCONNECT文で接続したコネクションが、現コネクションとなります。
図:複数コネクションとSQL文の実行の概要に、複数コネクションのプログラミング概要を示します。
[応用プログラム]
: EXEC SQL CONNECT TO 'DB01' AS 'C1' ; … (1) : EXEC SQL CONNECT TO 'DB02' AS 'C2' ; … (2) : EXEC SQL SELECT 在庫数量,倉庫番号 INTO :H1, :H2 FROM S.T … (3) WHERE 倉庫番号=2 ; : : EXEC SQL CONNECT TO 'SV3' AS 'C3' USER 'U3/PASS3'; … (4) : EXEC SQL CONNECT TO 'SV4' AS 'C4' USER 'U4/PASS4'; … (5) : EXEC SQL SELECT 在庫数量,倉庫番号 INTO :H1, :H2 FROM S1.T1 … (6) WHERE 倉庫番号=2 ; : |
(1)〜(3)は、ローカルアクセスの場合です。(4)〜(6)は、リモートアクセスの場合です。
(1) 1回目のCONNECT文により、“DB01”に対して“C1”のコネクションを接続します。
(2) 2回目のCONNECT文により、“DB02”に対して“C2”のコネクションを接続します。
(3) 現コネクションの“DB02”に対して単一行SELECT文を実行します。
(4) 3回目のCONNECT文により、サーバ“SV3”に対して“C3”のコネクションを接続します。
(5) 4回目のCONNECT文により、サーバ“SV4”に対して“C4”のコネクションを接続します。
(6) 現コネクションのサーバ“SV4”に対して単一行SELECT文を実行します。
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