Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU -
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上へ第3章 ルーチンを利用する応用プログラムの作成方法
上へ3.2 ファンクションルーチンを利用する場合
上へ3.2.4 ライブラリの作成

3.2.4.2 ライブラリとして登録するCプログラムの翻訳・結合編集

ファンクションルーチンのライブラリは、動的リンクライブラリとして作成します。

[Solaris OEの場合]

動的モードを指定して共有オブジェクトを作成します。

  cc  -G  -o  <ライブラリ名>  <ソースファイル名>...

作成したライブラリは、ファンクションルーチン定義文のLIBRARY句で指定するディレクトリに格納してください。

  cc -G -o /usr/local/lib/libuserfunc001.so  userfunc001.c

SQLSignalMSG関数を使用する場合は、ライブラリlibsqlsigm.soを動的結合する必要があります。また、インクルードファイルsqlsigm.hをインクルードする必要があります。

 

  cc -G -o /usr/local/lib/libuserfunc001.so
   -L/opt/FSUNrdb2b/lib  -lsqlsigm  -I/opt/FSUNrdb2b/include 
        (1)                  (2)              (3)
   serfunc001.c

(1) RDBライブラリパス指定

(2) RDBライブラリ名

(3) RDBインクルードパス指定

[Linuxの場合]

動的モードを指定して共有オブジェクトを作成します。

  gcc  -shared  -o  <ライブラリ名>  <ソースファイル名>...

作成したライブラリは、ファンクションルーチン定義文のLIBRARY句で指定するディレクトリに格納してください。

  gcc -shared -o /usr/local/lib/libuserfunc001.so  userfunc001.c

SQLSignalMSG関数を使用する場合は、ライブラリlibsqlsigm.soを動的結合する必要があります。また、インクルードファイルsqlsigm.hをインクルードする必要があります。

 

  gcc -shared -o /usr/local/lib/libuserfunc001.so
     -L/opt/FJSVrdb2b/lib  -lsqlsigm  -I/opt/FJSVrdb2b/include 
           (1)                  (2)              (3)
     userfunc001.c

(1) RDBライブラリパス指定

(2) RDBライブラリ名

(3) RDBインクルードパス指定

[Windows 2000およびWindows Server 2003の場合]

Dynamic-Link Libraryを作成します。

Microsoft(R) Visual Studioでの作成手順の例を以下に示します。

  1. [ファイル(F)]メニューから、[新規作成(N)]を選択します。

  2. [プロジェクト]タグを開き、[Win32 Dynamic-Link Library]を選択します。

  3. [プロジェクト名]を指定し、[位置]にライブラリ作成場所を指定します。

  4. プロジェクト名 = USERFUNC001
    位置 = D:\FORSYMFO\FUNCMAKE\USERFUNC001

    指定した位置に、作成したCプログラムファイルを格納しておきます。

  5. [プロジェクト(P)]の、[プロジェクトへ追加(A)]から、[ファイル]を選択し、作成したCプログラムファイルをプロジェクトに追加します。

  6. D:\FORSYMFO\FUNCMAKE\USERFUNC001\USERFUNC001.C
  7. ファンクションルーチンのライブラリ内でSQLSignalMSG関数を使用する場合は、ライブラリF3CWSQLSIGM.LIBを結合する必要があります。さらに、インクルードファイルSQLSIGM.Hをインクルードする必要があります。

    1. [プロジェクト(P)]から[設定(S)]を選択し、[リンク]タグを開いて、[オブジェクト/ライブラリモジュール]の指定にライブラリ名F3CWSQLSIGM.LIBを追加します。

    2. [ツール(T)]から[オプション(O)]を選択し、[ディレクトリ]タグを開きます。

    3. [表示するディレクトリ]に“インクルードファイル”を選択して、[ディレクトリ]にx:\SFWSV\ESQL\INCLUDEが指定されていることを確認します。指定されていなければ、指定を追加します。

    4. [表示するディレクトリ]に“ライブラリファイル”を選択して、[ディレクトリ]にx:\SFWSV\ESQL\LIBが指定されていることを確認します。指定されていなければ、指定を追加します。

    3)および4)における“x”には、Symfoware/RDBをインストールしたドライブ名を指定します。

  8. [ビルド(B)]から[ビルド(B)]を選択して、ライブラリを作成します。

  9. 作成したライブラリを、ファンクションルーチン定義文のLIBRARY句で指定するディレクトリに格納します。

  10. D:\FORSYMFO\FUNCMAKE\USERFUNC001\RELEASE\USERFUNC001.DLL
                 ↓ 複写
    D:\FORSYMFO\FUNCLIB\USERFUNC001.DLL

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