Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU -
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上へ第2章 データベースを処理する応用プログラムの開発の概要

2.3 行識別子の使用時の注意事項

ここでは、行識別子の概要と注意事項について説明します。

■行識別とは

行識別子(疑似列)は、データベース中の任意の表の行を一意に識別するためのものです。行識別子名は、“ROW_ID”です。行識別子は、単一行SELECTまたはFETCHにより取り出すことができます。取り出した行識別子は、探索条件に指定して任意の行を操作するために使用します。

行識別子を使用することにより、データベース中の単一行を高速に操作することができます。また、あらかじめ検索した集合の任意の行を一意に識別して操作することができます。

行識別子を使用して行の更新を行います。

EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION; 
ROW_ID H_RID; 
EXEC SQL END DECLARE SECTION; 
            : 
EXEC SQL SELECT ROW_ID INTO :H_RID FROM 在庫管理.在庫表 WHERE 製品番号 = 351;
            : 
EXEC SQL UPDATE 在庫管理.在庫表 SET 倉庫番号 = 3 WHERE ROW_ID = :H_RID;

■行識別子使用時の注意

行識別子を使用する場合の注意事項を、以下に示します。


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