Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU -
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上へ第2章 データベースを処理する応用プログラムの開発の概要
上へ2.2 SQL埋込みCOBOLプログラムの作成方法

2.2.1 応用プログラムのコーディング規則

応用プログラムのコーディングは、データベースを処理する部分をSQL文で、そのほかの部分を利用する言語で記述します。以下に応用プログラムのコーディング規則について説明します。

■SQL埋込みCOBOLプログラム

COBOLプログラムの中にSQL文を組み込んだ応用プログラムを、SQL埋込みCOBOLプログラムと呼びます。SQL文は、図:SQL文のコーディング形式(SQL埋込みCOBOLプログラム)に示すように“EXEC SQL”および“END-EXEC”ではさんで指定します。

“EXEC SQL”、SQL文および“END-EXEC”はB領域に書きます。固定形式のCOBOLプログラムの場合は、ステートメントの第12カラムから第72カラムの間がB領域になります。可変形式のCOBOLプログラムの場合は、第12カラムからそのレコードの最後までがB領域になります。

[図:SQL文のコーディング形式(SQL埋込みCOBOLプログラム)]

image

SQL文の指定例を以下に示します。ゴシック部がSQL文です。

例1

埋込みSQL宣言節の例

EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC.

 

例2

FETCH文の例

EXEC SQL FETCH CU1 INTO :GNO, :GOOD, :QOH END-EXEC.

 

また、SQL文の継続(行のつながり)の規則は、COBOLの正書法の規則に準じます。

COBOLの正書法については、“COBOL85使用手引書”、“COBOL97使用手引書”または“COBOL文法書”を参照してください。


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