Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU -
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上へ第1章 Symfoware/RDBの概要
上へ1.3 応用プログラム開発作業の概要

1.3.2 応用プログラム開発作業での文字コード系の考慮

応用プログラムからデータベースをアクセスする場合、応用プログラムにおけるデータの文字コード系とデータベースで使用できる文字コード系はそれぞれ複数あります。このため、応用プログラムを開発作業する場合は、取り扱う文字コードに関して以下の注意が必要です。

◆データベースの文字コード

Symfoware/RDBでは、以下の文字コード系が使用できます。

◆翻訳から実行までの文字コード系の統

[UNIX系システムで応用プログラムを作成する場合]

C言語を用いて応用プログラムを作成する場合は、ホスト変数へ入出力するデータの文字コード系を、応用プログラムの実行時に指定することができます。

COBOL言語を用いて応用プログラムを作成する場合は、ホスト変数へ入出力するデータの文字コード系は、応用プログラムの実行時に自動的に決定されます。応用プログラムを実行するシステムのコードと同じコード(EUC、シフトJISまたはUNICODE)が設定されます。

[Windows Me、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Sever 2003で応用プログラムを作成する場合]

C言語を用いて応用プログラムを作成する場合は、ホスト変数へ入出力するデータの文字コード系を、応用プログラムの実行時に指定することができます。

COBOL言語を用いて応用プログラムを作成する場合は、ホスト変数へ入出力するデータの文字コード系はシフトJISになります。

◆コード変換の考

応用プログラムの文字コード系とデータベースの文字コード系は、表:文字コード系の組合せのように同一にすることをお勧めします。文字コード系が異なると、データベースへのデータの格納時または取り出し時にコード変換が発生し、処理が遅くなることがあります。

[表:文字コード系の組合せ]

データベースの文字コード系

応用プログラムの文字コード系(注1)

コード種別

対象OS

EUCコード(注2)

シフトJIS
コード

UNICODE (注3)

EUCコード

UNIX系

シフトJIS
コード

UNIX系、
Windows 2000および
Windows Sever 2003

UNICODE(注4)

UNIX系、
Windows 2000および
Windows Server 2003

EBCDICコード

グローバル
サーバ

×

×

JEFコード

×

×

JISコード

×

×

◎ : 推奨。

△ : コード変換が発生し、処理が遅くなることがあります。

× : コード変換できません。

注1) 応用プログラムの文字コード系とは、定数およびホスト変数へ入出力するデータの文字コードです。

注2) UNIX系システム、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Sever 2003で使用可能です。

注3) UNIX系システムではC言語を使用した場合、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Sever 2003ではC言語、COBOL言語を使用した場合に使用可能です。

注4) Symfoware Server Enterprise Extended Edition、Symfoware Server Enterprise EditionまたはSymfoware Server Standard Editionの場合に使用可能です。


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