ファイアウォール機能 リファレンスマニュアル
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第1章 証明書の運用(Solaris版/Windows版)> 1.3 コマンド> 1.3.3 証明書取得申請コマンド

1.3.3.1 申請書作成コマンド(cmmakecsr)

指定された情報を持つ証明書申請情報を作成し、ファイルに出力します。鍵ペアを新規作成して申請書を作成する場合、-kt、-kb または -sf のいずれかを必ず指定します。すでに存在する鍵ペアを使用して申請書を作成する場合は、-kl のみを指定します。

◆記述形式

◆パラメタの説明

オプション

項目概要

-ed

運用管理ディレクトリ( Environment-directory )をフルパスで指定します。

-sd

スロット情報ディレクトリ( Slot-directory )をフルパスで指定します。

-tl

使用する鍵が存在している、または新規作成した鍵を登録するトークンラベル( TokenLabel )を指定します。

-of

申請書の出力先ファイル名( OutFile )をフルパスで指定します。

-f

出力フォーマットを指定します。省略すると、"TEXT"が指定されたとみなされます。

  • TEXT:CSR 形式で出力します。

  • NOHEAD:ヘッダを付けずに出力します。InfoCA に証明書の発行を依頼する場合、この形式を指定します。

  • V2:S/MIME 形式で、application/pkcs10 ヘッダを付けて出力します。

-c

国名( Country )を指定します。

-cn

英数字氏名( CommonName )を指定します。

-o

英数字組織名( Organization )を指定します。

-ou

英数字組織単位名( OrganizationalUnit )を指定します。

-ea

メールアドレス( EMailAddress )を指定します。

-t

肩書き( Title )を指定します。

-tel

電話番号( Phone )を指定します。

-l

市区町村名( Locality )を指定します。

-s

都道府県名( State )を指定します。

-sa

署名アルゴリズムを以下のどちらかで指定します。省略すると、SHA1 が指定されたとものとみなされます。

  • SHA1:SHA1 を使用します。

  • MD5 :MD5 を使用します。

-kl

使用する鍵についているラベル( KeyLabel )を指定します。

-kt

鍵を新規作成する場合、鍵のタイプを指定します。省略すると、RSA が指定されたものとみなされます。

  • RSA :RSA 鍵ペアを作成します。

-kb

鍵を新規作成する場合、鍵の長さを指定します。省略すると、512 が指定されたものとみなされます。

  • 512 :鍵長を 512 ビットとします。

  • 768 :鍵長を 768 ビットとします。

  • 1024:鍵長を 1024 ビットとします。

  • 2048:鍵長を 2048 ビットとします。

-sf

鍵ペアを作成する際に使用する乱数が格納されているファイル( SeedFile )をフルパスで指定します。

◆留意事項等

◆実行例

証明書申請情報を、ヘッダを付けない形式で“/home/hanako/myCertRequest" に出力する場合の実行例を示します。

なお、「Interstage Security Director (Windows版)」の場合は、ディレクトリ名を読替えてください。

「ENTER TOKEN PASSWORD=>」が表示された場合は、ユーザ PIN を入力します。なお、入力される文字は、エコーバックされません。

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