ファイアウォール機能 管理者ガイド
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第2章 機能> 2.7 運用支援機能> 2.7.5 イベント通知(Solaris版/Windows版)

2.7.5.2 システムログ(Solaris版)

ファイアウォール機能の各サービス実行中に検出したエラー情報やアラート情報などのイベントは、システムログ(syslog)に出力することが可能です。

以下に、syslogに出力される情報、及びsyslog出力のための環境設定方法について説明します。

facility、priority

syslogに通知される情報、及びsyslogのfacility, priorityは以下の通りです。

また、通知されるイベントメッセージは、環境変数LANGに関係なく、英語メッセージで出力されます。

通知情報

facility

priority

INFOイベント

daemon

info

WARNイベント

daemon

warning

ERRORイベント

daemon

err

*:FSUNipsec(IPsec/IKE暗号通信機能)の場合

FSUNipsecから出力されるメッセージのpriorityは、すべて「err」が設定されます。また、イベントメッセージは、環境変数LANGに応じて切り替わります。

ident

syslog通知したイベントの検出元は、以下のidentで識別できます。

ident

送信元

FSUNfwip

IPパケットフィルタリングなど、ファイアウォールサービスの基本機能

atelnetd

2段接続ゲートウェイ(telnet)

Aftp

2段接続ゲートウェイ(ftp)

fwapgwlogd

2段接続ゲートウェイ(ロギング)

UX: FSUNipsec

IPsec/IKE暗号通信機能

fwwsndrip

アドレス広報機能

FSUNfwauth

ユーザ認証機能

■syslog環境設定

■パケットフィルタリング設定

syslog機能で、ファイアウォール機能が導入されたシステムから別システム上の管理者にsyslog情報を通知する場合、syslog情報通知に対するパケットフィルタリング条件を設定してください。

設定するフィルタ条件の詳細は、「ファイアウォール機能 環境設定ガイド」の「ファイアウォール機能特有のリソース設定」を参照してください。


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