ファイアウォール機能 管理者ガイド

2.2.2 アドレス変換ポリシー

本製品では、アドレス変換機能が参照するアドレス変換ポリシーは、統合環境設定の場合は「アドレス変換ポリシー」として、ファイアウォール独自環境設定の場合は「パケットフィルタリング条件」として設定します。

いずれの環境設定においても、アドレス変換するオリジナルパケットとアドレス変換後のパケットの情報を関連付けます。

■統合環境設定の場合（アドレス変換ポリシー）

統合環境設定でアドレス変換ポリシーを設定する場合、アドレス変換ポリシーを作成します。なお、アドレス変換方式によって設定ビューが異なります。

• 送信元NAT

• 送信元NAPT

• 送信先NAT

アドレス変換ポリシーのフィルタ条件では、IPアドレスとして、IPv4又はIPv6のIPアドレスを指定できます。なお、変換前と変換後は同じIPバージョンである必要があります。

■ファイアウォール独自環境設定の場合（アドレス変換ポリシー）

ファイアウォール独自環境設定でアドレス変換ポリシーを設定する場合、あらかじめホストと仮想アドレスとを関連付け、フィルタリング条件の「動作」で「Trans（透過ゲートウェイ）」を指定します。

アドレス変換ポリシーのフィルタ条件では、IPアドレスとして、IPv4のみ指定でき、IPv6は指定できません。