ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第3部 ファイアウォール機能独自環境設定(Solaris版/Windows版)> 第13章 環境設定(Solaris版)

13.10 リモートの X 端末を使用する場合の環境設定

ここでは、本製品の環境設定、モニタ監視などをリモートのX 端末から行う場合の環境設定について説明します。

■本製品インストールホストでの環境設定

以下の手順で環境を設定します。

  1. 本製品パッケージをインストールします。

  2. リモートの X 端末を起動するための環境を設定します。

    システムのコンソールから "addx" コマンドを実行します。本製品のインストールホストと X 端末の間で telnet ポートとX11 ポートの"通過"条件が設定されます。addx コマンドの詳細は、"リモート X 端末運用のための条件設定コマンド( addx )"を参照してください。

  3. IP フィルタリングを活性化します。

    コンソールから "actipfil" コマンドを実行します。

  4. 管理ユーザ用の環境設定

    管理用のユーザアカウントを作成します。また、環境変数 "DISPLAY" にリモートの X 端末のホスト名とディスプレイ番号を設定します。以下に、B シェルの場合の設定方法を示します。

    DISPLAY=$hostname:$disp_num; export DISPLAY

    $hostname

    リモートの X 端末のホスト名または IP アドレス

    $disp_num

    リモートの X 端末の表示対象ディスプレイのディスプレイ番号

■X サーバホストでの環境設定

以下の手順で環境を設定します。

  1. ディスプレイのアクセス許可を設定します。

    "xhost" コマンドを実行し、本製品がインストールされたホスト上で起動された GUI コマンドが X サーバホストのディスプレイに対してアクセスできるように設定します。

    以下に、設定方法を示します。

    xhost $hostname

    $hostname:本製品インストールマシンのホスト名

  2. インストールホストへのアクセス

    インストールホストへ管理用ユーザとして、telnet でログインし、必要な GUI コマンドを実行します。

addx コマンドで追加されたパケットフィルタリング条件を参照または削除する場合は、以下の手順で操作してください。

  1. セットアップを起動し、ネットワーク構成図に"ホスト"アイコンを配置し、結合します。

  2. ホスト一覧から X サーバホストを選択し、1) で配置したアイコンと結合します。なお、addx コマンドで追加された X サーバホストは、add_byaddx_x というホスト名で定義されています。

  3. パケットフィルタリング条件設定画面で、接続 I/F とX サーバホストの組合せの要素を選択します。

■設定例

以下の場合の環境設定の例を示します。

内部ネットワーク上の X サーバ( 192.168.1.1 )のディスプレイ "0" 上に GUI コマンドを表示させる場合、以下のように設定します。

/opt/FSUNfwip/bin/addx -I le1 -a 192.168.1.1


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