ファイアウォール機能 環境設定ガイド

13.4.11 Safegate client の環境設定

Safegate client を利用して、リモート端末接続を行う場合の環境を設定します。Safegate client の環境は、Safegate client設定画面で設定します。Safegate client 設定画面は、以下の手順で起動します。

1. セットアップ画面で、"Safegate client "の要素を選択（クリック）または「要素設定」メニューから"Safegate client" を選択します。Safegate client 設定画面が表示されます。

[図: Safegate client 設定画面]

■画面

以下に、Safegate client 設定画面で設定できる項目について説明します。

◆クライアント名

Safegate client で接続するクライアントのホスト名を、英字で始まる 1 〜 15 文字以内の英数字で指定します。その場合、ハイフン（ - ）およびアンダーバー（ _ ）も指定できます。

なお、定義済のホスト名、ホストグループ名、ネットワーク名、暗号ゲートウェイ名、IPsec ゲートウェイ名、IKE ゲートウェイ名、RADIUS サーバ名、Safegate client 名、アンチウィルスサーバ名、Safegate 集中管理と重複しないように設定してください。

◆ネットワークアドレス

Safegate client が属するネットワークアドレスを指定します。ここで指定するアドレスは、Safegate clientの仮想アドレスとして使用するために割り当てた、仮想的なサブネットアドレスを指定します。

• 仮想アドレスは、アクセス対象となるサーバが属するネットワーク内および他の Safegate client の仮想アドレスの中で一意とします。

• 仮想アドレスは、アクセス対象となるサーバのアドレス体系の中である一つのサブネットとなるように設定してください。

この情報をもとに、内部ネットワークに対し、仮想アドレス広報を行います。

注

Safegate client からアクセスする対象システムの OS がWindows 95 またはWindows 98 の場合、仮想アドレス広報機能により広報した仮想アドレスをシステムの経路情報に反映できないため、個別に経路情報を設定する必要があります。

◆ネットマスク

Safegate client が属するネットワークのネットマスクを指定します。

■操作手順

以下に、Safegate client の設定の手順について説明します。

◆Safegate client を定義する

ネットワーク構成図の Safegate client の要素に対し、Safegate client の定義を対応させて定義する場合は、以下の手順で行います。

1. セットアップ画面で、Safegate client を定義する要素アイコンを選択（クリック）

2. または「要素設定」メニューから "Safegate client "を選択します。Safegate client 設定画面が表示されます。

3. 「クライアント一覧」リストから、定義する Safegate client 名を選択し、"結合"ボタンをクリックします。選択した Safegate client の定義が、セットアップ画面で選択したSafegate client の要素アイコンと対応して定義されます。

4. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。

◆Safegate client を追加する

Safegate client として定義するホストを追加する場合には、以下の手順で行います。

1. Safegate client 設定画面で、「クライアント一覧」リストの下の"追加"ボタンをクリックします。［設定値］パネルは、何も設定されていない状態になります。

2. 「クライアント名」ボックスに Safegate client となるホストのホスト名を、「ネットワークアドレス」ボックスにSafegate client となるホストの IP アドレスを指定します。また、「ネットマスク」ボックスに、Safegate client が属するネットワークのネットマスクを指定します。

3. "設定"ボタンをクリックします。指定した名前のサーバが「クライアント一覧」リストに追加されます。

4. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。

◆Safegate client の定義情報を変更する

すでに定義されている Safegate client の定義情報を変更する場合は、以下の手順で行います。

1. Safegate client 設定画面で、「クライアント一覧」リストから、定義情報を変更するクライアント名を選択します。［設定値］パネルに、選択したクライアントの設定値が表示されます。

2. 定義情報を変更します。

3. "設定"ボタンをクリックします。

4. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。

◆Safegate client を削除する

すでに定義されている Safegate client を削除する場合は、以下の手順で行います。

1. Safegate client 設定画面で、「クライアント一覧」リストから、削除するクライアント名を選択し、"削除"ボタンをクリックします。「クライアント一覧」リストから、選択したサーバ名が削除されます。

2. "設定"ボタンをクリックします。

3. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。

注

• Safegate client を削除する場合は、事前にパケットフィルタリング条件から該当する Safegate client の条件を削除する必要があります。

• パケットフィルタリング条件設定画面またはフィルタリング条件パターン設定画面が表示されている場合は、Safegate client を削除することはできません。画面を終了させてから Safegate client を削除してください。