ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第2部 統合環境設定> 第5章 ポリシー情報の作成方法> 5.2 アクセス制御ポリシー(Linux版)> 5.2.1 設定方法

5.2.1.1 エンドシステム間の通信

以下の2つの通信モデルを例に説明します。

上図をもとに、クライアントとサーバ間の通信として、2つのパターン(1、及び2)について説明します。

■クライアントからサーバへの通信

上図1の例は、クライアント(CL1)からサーバ(SVR)への通信を許可する場合を示しています。このアクセスに対するログは採取することにします。この場合、「SDFWルール」を使用して、ポリシー情報を以下のように作成します。

ルール1:

項目

説明

ルール名

ルール1(CL1からSVRへのアクセス)

接続元IPアドレス

CL1

接続先IPアドレス

SVR

サービス

IPプロトコル

IPプロトコル(TCP/UDP等)

接続元ポート

CL1側接続元ポート(任意ポートの場合は省略)

接続先ポート

SVR宛て接続先ポート

アダプタ

IF-A

動作

SDFW-PASS-Dual

ログ採取

ON

ルール2:

項目

説明

ルール名

ルール2(CL1からSVRへのアクセス)

接続元IPアドレス

CL1

接続先IPアドレス

SVR

サービス

IPプロトコル

IPプロトコル(TCP/UDP等)

接続元ポート

CL1側接続元ポート(任意ポートの場合は省略)

接続先ポート

SVR宛て接続先ポート

アダプタ

IF-B

動作

SDFW-PASS-Dual

ログ採取

ON

■サーバからクライアントへの通信

上図2の例では、サーバ(SVR)からクライアント(CL2)への通信を許可する場合を示しています。このアクセスに対するログは採取することにします。この場合、「SDFWルール」を使用して、ポリシー情報を以下のように作成します。

ルール3:

項目

説明

ルール名

ルール3(SVRからCL2へのアクセス)

接続元IPアドレス

SVR

接続先IPアドレス

CL2

サービス

IPプロトコル

IPプロトコル(TCP/UDP等)

接続元ポート

SVR側接続元ポート(任意ポートの場合は省略)

接続先ポート

CL2宛て接続先ポート

アダプタ

IF-A

動作

SDFW-PASS-Dual

ログ採取

ON

ルール4:

項目

説明

ルール名

ルール4(SVRからCL2へのアクセス)

接続元IPアドレス

SVR

接続先IPアドレス

CL2

サービス

IPプロトコル

IPプロトコル(TCP/UDP等)

接続元ポート

SVR側接続元ポート(任意ポートの場合は省略)

接続先ポート

CL2宛て接続先ポート

アダプタ

IF-B

動作

SDFW-PASS-Dual

ログ採取

ON


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