ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第2部 統合環境設定> 第3章 ポリシー・オブジェクトを作成する> 3.5 SDFW運用管理サービス> 3.5.2 アラート

3.5.2.7 不正アクセス管理

◆ブラックリスト管理

異常パケット監視や異常通信監視などで検出したアラートの生成元となったパケットの送信元IPアドレスは、自動的にブラックリストに登録され、以降の通信は許可されなくなっています。

ここでは、本ブラックリスト管理機能に関する設定を行います。

動的エントリ解放タイマー

ブラックリストに登録された送信元IPアドレスを、ブラックリストから解放する時間を設定します。

動的エントリ解放タイマーは、5分から1440分(24時間)の範囲で指定できます。

デフォルト値は、60分です。

動的エントリ最大数

ブラックリストに登録できる送信元IPアドレスの最大数を設定します。

動的エントリ最大数は、1024から2048の範囲で指定できます。

デフォルト値は、1024です。

静的エントリ

管理者の判断により、あらかじめブラックリストに登録する送信元IPアドレスを設定します。

ただし、ここで設定された送信元IPアドレスは、動的エントリ解放タイマーでは解放されません(静的エントリの削除は、本環境設定で静的エントリから削除するまで有効です)。

指定可能なアドレスリソースは、以下の通りです。

指定可能なアドレスリソース

IPv4:ホスト名

IPv4:固有アドレス

IPv4:サブネットアドレス(0.0.0.0/0を除く)

IPv6:固有アドレス

IPv6:アドレス・ブロック(0:0:0:0:0:0:0:0/0を除く)


設定できるエントリ数は256 までです。

デフォルト値は、未登録です。

◆ブラックリスト非対象アドレス管理

通常、異常パケット監視や異常通信監視などで検出したアラートの生成元となったパケットの送信元IPアドレスは、自動的にブラックリストに登録され、以降の通信は許可されなくなりますが、ここで設定された送信元IPアドレスについては、ブラックリストに登録されません。

静的エントリ

ブラックリストに登録しない送信元IPアドレスを設定します。

ここで設定された送信元IPアドレスは、本環境設定で静的エントリから削除するまで有効です。

なお、ブラックリストの静的エントリにも該当する場合、ブラックリストの指定が優先されます。

指定可能なアドレスリソースは、以下の通りです。

指定可能なアドレスリソース

IPv4:ホスト名

IPv4:固有アドレス

IPv4:サブネットアドレス(0.0.0.0/0を除く)

IPv6:固有アドレス

IPv6:アドレス・ブロック(0:0:0:0:0:0:0:0/0を除く)

設定できるエントリ数は256 までです。

デフォルト値は、未登録です。

アラートイベント検出時の通知

送信元IPアドレスからのアラートを検出した場合、静的エントリは登録しませんが、アラート通知だけを行う場合に設定します。

デフォルト値は、通知する です。


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