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付録S Mailサービスのチューニング | > S.3 Mailサービスチューニングの設定方法 |
[FORWARD_MAIL]セクションは、転送メールに関する制限機構を実現します。転送メールに関する制限パラメータは、あくまでエラーメールなどを制御する目的のパラメータであるため、予期しないメールループなど影響を最低限に抑える目的で設定してください。
過度の転送メールは、データベース肥大化ばかりでなく、後のログインでの一覧表示、メールの削除にまで影響します。階層の深いメールは一通で複数通分の容量と処理を要するためです。
なお、手動(クライアントからの操作)での転送は、この設定値により制御されません。
[FORWARD_MAIL] |
自動転送可能なメールのカプセル化数を指定します。
(0*n 省略値255)
自動転送を抑止したい表題の繰り返し文字列を指定します。
繰返し回数は、max_repeat_subject_countで設定します。
抑止したい表題の繰り返し文字列は、1行に“,”で区切って指定してください。
例) repeat_subject = Fwd:,FW:
repeat_subjectで指定した表題の、転送可能な繰り返し回数を指定します。
自動転送を抑止したい表題の先頭文字列を指定します。
抑止したい表題の先頭文字列は、1行に“,”で区切って指定してください。
例) exception_subject = Postmaster,Rejected mail
自動転送を抑止したいインターネットユーザ名を指定します。
※ 指定されたユーザからのメールは、自動転送しません。
@の左側のアドレスを指定してください。1行に1つのインターネットユーザ名のみ指定できます。複数のインターネットユーザ名を指定する場合は、exception_userの指定を複数記述してください。exception_userの指定は、5つまで指定できます。
例) 送信者が、postmaster@aaa.co.jp である場合、“postmaster”を指定します。
自動転送を抑止したいインターネットアドレスを指定します。
※ 指定されたインターネットアドレスからのメールは、自動転送しません。
1行に1つのアドレスのみ指定できます。複数のアドレスを指定する場合は、exception_addressの指定を複数記述してください。exception_address指定は、5つまで指定できます。
例) 送信者が、postmaster@aaa.co.jp である場合、“postmaster@aaa.co.jp”を指定します。
通常であれば、max_forward_link_level、およびmax_repeat_subject_countのパラメータには“5”を指定し、「5階層より深いメールは自動転送しない」という指定を推奨します。
転送の階層数(深さ)が、多くなることが予想されるシステムにおいても、20以上の値は設定しないように注意してください。 20以上の階層数のメールを扱った場合、その後のメール操作(受信、削除など)による性能影響が発生しやすくなります。 repeat_subjectの指定数(“,”で区切った)と、exception_subjectの指定数(“,”で区切った)は合わせて10個までです。exception_subject で6個の指定を行った場合、repeat_subject では、4個まで指定できます。 repeat_subjectとexception_subjectの指定では、exception_subjectの指定が優先されます。exception_subjectの指定で、10個の指定を行った場合、repeat_subjectの指定は有効になりません。 |
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