TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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付録N セカンダリサーバ機能

N.4 留意事項

ここでは、セカンダリサーバ機能を利用する上での制限事を説明します。

◆運用環境に関する制限

基本パッケージで構築した環境、およびセカンダリサーバの環境をそれぞれ別のレベルのプログラムで運用することはできません。モジュール入れ替えや定期修正を適用するときはすべてのTeamWARE Officeサーバを停止し、すべての環境にモジュールを適用しなければなりません。

◆自動起動/自動停止に関する制限

セカンダリサーバ環境に対する自動起動/自動停止スクリプトは提供されません。セカンダリサーバ環境で自動起動/自動停止を行う場合は、基本パッケージでインストールされる/etc/rc0.d/K01teamwareと/etc/rc2.d/S97teamwareを参考にして、スクリプトを作成/設定する必要があります。

◆インストール/アンインストールに関する制限

セカンダリサーバ環境の操作は、基本パッケージの操作と同じです。[pkgadd]コマンドでインストールを行い、[pkgrm]コマンドでアンインストールを行います。[pkgrm]コマンドではプログラムのみが削除され、データベースやログファイルなどは削除されません。

インストール/アンインストールについてはそれぞれのパッケージ環境で独立して行うことができます。ただし、基本パッケージをインストールせずに追加パッケージをインストールしたり、追加パッケージをアンインストールせずに基本パッケージをアンインストールしたりすることはできません。

◆アプリケーションサーバとしての運用制限

セカンダリサーバをアプリケーションサーバとして構築することはできません。また、クライアントとサーバ間の通信に使用するTCP/IPの通信ポート番号を25000以外で構築したディレクトリサーバには、アプリケーションサーバを接続できません。

◆tomadminツールを使用する場合の留意事項

セカンダリサーバ環境でtomadminコマンドを実行する場合、パラメータファイル内の“tp_address”にポート番号を記述しなくても実行できます。

ただし、パラメータファイル内の指定には、以下の留意事項があります。


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