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付録G [to.ini]ファイル |
[TRANSPORT]セクションでは、クライアントとサーバ間の通信やサーバとサーバ間の通信に使用するトランスポートが定義されます。設定例を以下に示します。
<設定例>
[TRANSPORT] |
トランスポートプロトコルにTCP/IPを用いた通信の定義を行います。本パラメータは、[to config]コマンドで設定できます。設定方法は、“付録C.3 トランスポートのセットアップ”を参照してください。
<設定形式>
1 =tcpip,1,2,3,4 |
1:コネクションタイムアウト時間
2:インターフェースアダプター番号
3:サーバのコンピュータ名
4:TCP/IPパラメータ
[to config]コマンドにより、セション確立処理時のコネクション確立成功待ち時間が設定されます。数値が小さすぎる場合は、コネクションが確立できる前に、タイマ切れとなりコネクションの確立が失敗します。逆に、大きすぎる場合、確立先システムが停止している場合などには、ここで設定した時間だけ応答がなくなります。したがって、本パラメータには10〜300程度の値を設定してください。
LANインターフェース用のアダプター番号が設定されます。システム標準設定値は、0です。
[to config]コマンドにより、サーバのコンピュータ名が設定されます。空欄の場合、システム標準設定のコンピュータ名が使用されます。
TCP/IPには、小さなパケットデータをすぐに送信する処理と、ある程度のパケットデータをバッファリングして一度に送信する処理を選択できます。本パラメータに“N”を設定すると、ある程度のパケットデータをバッファリングしたあと、送信します。本パラメータを省略した場合、小さなパケットデータでもすぐに送信します。
本パラメータは、テキストエディタにより設定します。
高速なLANを使用している場合は、本パラメータを省略します。これにより、通信時間を削減できます。
低速のWANを使用している場合、“N”を設定して通信パケット数を削減できます。
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