TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録G [to.ini]ファイル |
[TOSERVER]セクションでは、サーバ内で動作するサービスの定義やデータベースの格納場所などが定義されます。設定例を以下に示します。
<設定例>
[TOSERVER] |
toserverが使用するトランスポートを[TRANSPORT]セクションで定義されているトランスポート番号で設定します。
自動切断時間を設定すると、一定時間以上、サービスを使用しないクライアントのセションを自動的に切断できます。本パラメータは、クライアントの接続に電話回線を使用している場合で、未使用時に電話回線を切断したい場合や、サーバのメモリ負荷がかなり高いシステムの場合に設定します。自動切断されたクライアントは、次のサービス要求時に自動的に再接続され、処理を継続できます。ただし、一部のサービスでは、処理の途中で長時間放置し、クライアントが自動切断された場合、最初から処理をやり直す必要があるものもあります。たとえば、SearchProサービスを使用して検索の絞り込みを実施していた場合などは、再び絞り込みの作業が必要なこともあります。
トランスポート番号は、[to config]コマンドで設定できます。設定方法は、“付録C.3 トランスポートのセットアップ”を参照してください。ただし、自動切断時間の設定は、テキストエディタを使用して設定します。
<設定形式>
transports = トランスポート番号(自動切断時間) |
TeamWARE Officeでは、TCP/IPを示す“1”のみ設定可能です。
自動切断を設定する場合、切断するまでの時間を“()”で囲んで設定します。本パラメータは省略可能であり、省略する場合は、“(自動切断時間)”をすべて省略します。値は分単位であり、1〜1440までの範囲で設定します。このパラメータは、エディタを使用して定義します。[to config]コマンドにより、トランスポート番号を設定したあとに設定してください。
<設定例>
クライアントの未使用状態が10分を経過すると、自動的に切断します。
transports =1(10) |
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toserverプロセスが使用するプロトコル種別が設定されます。
<設定形式>
protocols = プロトコル種別 |
本パラメータ値には、“server”が設定されており、変更することはできません。
toserverプロセスで動作させるサービス種別が設定されます。本パラメータは、[to config]コマンドのサービスセットアップによりインストールしたサービスが設定されます。
<設定形式>
services = 起動サービス名,起動サービス名,… |
toserverプロセスで動作するサービス名が設定されます。[to config]コマンドにより、起動するサービスを複数指定した場合、起動サービス名がカンマ(,)で区切って設定されます。
サービスごとのデータファイル用データベースの格納ディレクトリ名が設定されます。本パラメータは、[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、“6章 サービスの管理”の各サービスの節を参照してください。
<設定形式>
database_path = サービス名,格納ディレクトリ名 |
データファイル用データベースを使用するサービス名が設定されます。
データベースファイル用データベースの格納ディレクトリ名が設定されます。
サービスごとのインデックスファイル用データベースの格納ディレクトリ名です。サービスのインストール時に設定します。[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、“6章 サービスの管理”の各サービスの節を参照してください。
<設定形式>
index_path = サービス名,格納ディレクトリ名 |
インデックスファイル用データベースを使用するサービス名が設定されます。
インデックスファイル用データベースの格納ディレクトリ名が設定されます。
サービスごとの添付ファイル用データベースの格納ディレクトリ名です。サービスのインストール時に設定します。[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、“6章 サービスの管理”の各サービスの節を参照してください。
<設定形式>
attachment_path = サービス名,格納ディレクトリ名 |
添付ファイル用データベースを使用するサービス名が設定されます。
添付ファイル用データベースの格納ディレクトリ名が設定されます。
サービスごとのインデックス用キャッシュサイズです。キャッシュサイズが大きくなれば、データベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、大きな値を設定するとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定してください。
本パラメータは、[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、“6章 サービスの管理”の各サービスの節を参照してください。
<設定形式>
icache = サービス名,インデックスキャッシュサイズ |
サービス名が設定されます。
サービス名で設定したサービスが使用するインデックスキャッシュの値をKBの単位で設定します。設定する値の上限に制限はありませんが、1024〜残り空きメモリサイズ(KB)までの範囲で設定してください。大きな値を設定すると、システムが動作しなくなる場合があります。
サービスごとのデータファイル用オブジェクトキャッシュのサイズです。本製品より本パラメータは設定不要となります。ただし、旧製品からの移行でocacheパラメータを設定している場合の動作は変更ありません。
統計情報モニタ(詳細は“18.8.2 統計情報の監視”を参照)で表示されるデータベースサイズを計算する間隔を指定します。
本パラメータは、テキストエディタを使用して設定します。
<設定形式>
volume_check_interval = 数値 |
この値はデータベースサイズの計算処理間隔を分単位で指定します。
たとえば、20と指定すると20分間隔で再計算処理を行います。
小さな値を指定した場合、データベースサイズの計算処理がTeamWARE Officeサーバに負荷をかける可能性があります。
この値には0から1440の範囲が指定可能です。0を指定すると、データベースサイズの計算をTeamWARE Officeサーバ起動時のみ行います。
本パラメータを省略した場合はTeamWARE Officeサーバ起動時のみデータベースサイズの計算を行います。
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