TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録B Directoryユーティリティ |
ここでは、移出と移入がどのように行われるか、説明します。また、複数のDirectoryサーバ間で同期をとるための方法を、UNIX系システム、Windows NT(R)システムそれぞれについて示します。
A、Bそれぞれのサイトにおいて、図B.1のような登録状況であるとします。ローカルユーザとは、そのサイトにおいて登録されたユーザを指します。外部エントリとは、外部エントリの作成により登録されたユーザ、または、ほかのサイトからの移入で作成されたユーザを指します。
サイトAからユーザ情報の移出を行うため、移出パラメータファイルを作成します。移出ファイル名を“siteA.dat”として、以下のようなパラメータファイルに記述します。このパラメータファイル名を“export.cmd”とします。
export.cmd(移出パラメータファイル)
utility=EXPORT |
移出は、“todirmov export.cmd”というコマンドラインを実行することで行います。その結果、移出ファイル“siteA.dat”にディレクトリ情報が出力され、図B.2のような状態になります。
移出ファイル“siteA.dat”を、フロッピィディスクなどの媒体を利用してサイトBのディレクトリサーバにコピーします。または、ftpコマンドやMailを使って転送します。
パラメータファイル、移出/移入ファイルを、ftpによって別のコンピュータにファイル転送する場合は、バイナリモードで行ってください。 |
ここでは、“fromA.dat”というファイル名でサイトBのディレクトリサーバにコピーしたと仮定します。移出されたファイルは、移入の際には、移入ファイルと呼びます。したがって、“fromA.dat”が移入ファイルとなります。
移入ファイル名“fromA.dat”を移入パラメータファイルに記述し、以下のようなパラメータファイルを作成します。このパラメータファイル名を“import.cmd”とします。
import.cmd(移入パラメータファイル)
utility=IMPORT |
リモート(サイトBのディレクトリサーバ以外からの移入)で実行する場合は、上記のパラメータファイルのtp_numberとtp_addressの値に、サイトBのディレクトリサーバのトランスポート番号とIPアドレスを記述します。
移入パラメータファイル“import.cmd”を使用して、サイトBのディレクトリサーバにユーザ情報の移入を行います。移入は、“todirmov import.cmd”というコマンドラインを実行することで行います。
その結果、移入ファイル“fromA.dat”からサイトBのディレクトリサーバにサイトAのディレクトリサーバのユーザ情報が移入され、図B.3のような状態になります。
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