TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第18章 TeamWARE Officeの保守> 18.10 システム異常発生時のサーバ復旧手順

18.10.4 復旧作業

ディレクトリサーバ、アプリケーションサーバともに、以下の手順で復旧作を行います。

OSパニックやハードエラーなどが原因でシステム異常となった場合は、この章で説明している復旧方法では復旧できません。システムに問題がある場合は、システムの問題を解決させた後でTeamWARE Officeサーバの復旧を行ってください。

  • 復旧を行うのは、異常が発生しているサーバだけでもかまいません。たとえば、ディレクトリサーバが異常となった場合でも、他のアプリケーションサーバを停止させる必要はありません。
  • この項は、主にSolarisを例にしていますが、他のオペレーティングシステムの場合も同様の復旧作業を行ってください。
  1. TeamWARE Officeサーバが動作している場合は、[to stop]コマンドでTeamWARE Officeサーバを停止します。
    システム異常の状態によっては、TeamWARE Officeサーバが停止しない場合があります。この場合は、TeamWARE Officeの自動起動を解除した後で、システムの再起動を行ってください。自動起動を解除する方法については、“4.3.3 Windows NT(R)での自動起動の解除”、“4.3.4 Windows(R) 2000、Windows Server(TM) 2003での自動起動の解除”、“4.3.6 Solarisでの自動起動の解除”を参照してください。

    >to stop
    Stopping TeamWARE server...
    TeamWARE server stopped.


  2. コアファイルが出力されている場合は、コアファイルを退避します。

    コアファイルが出力されていると、ディスク容量不足となり他の処理に影響を及ぼすことがあります。TeamWARE Officeサーバの停止完了後、コアファイル([gcore]コマンドで採取したcore、core.xxxおよびtocore.xxx)が出力されていた場合は、他の空きディスクに退避します。

    UNIX系システムの場合、コアファイルの有無はシステムの[ls]コマンドで確認できます。

    >ls -l *core*
    -rw-rw---- 1 twu twu 30161080 4月27日 23時48分 toserver_core.16436
    -rw-rw---- 1 twu twu 26550900 4月26日 09時30分 tocore.0.1054350000
    -rw-rw---- 1 twu twu 30161080 4月27日 23時50分 core.4536

  3. TeamWARE Officeサーバの停止完了後、インストールされているすべてのサービスのデータベースに異常がないかを、[to check]コマンドで確認します。

    [to check]コマンドは数十秒で完了します。正常な場合は、以下のメッセージが出力されます。

    >to check all
    Ready.

  4. 正常でない場合は、異常となっているデータベースを特定し、[to recover]コマンドでデータベースの修復処理を行います。

    [to recover]コマンドが完了するまでには、データベースの大きさにより、数十分かかります。[to recover]コマンドが正常に完了した場合は、“Ready.”と出力されます。

    [to check]コマンドと組み合わせた、[to recover]コマンドの実行例を、以下に示します。

    >to check all
    to CHECK OS: 1.2.0 OS:No such file or directory
    >to check directory
    Ready.

    >to check mail
    to CHECK OS: 1.2.0 OS:No such file or directory
    >to recover mail
    ・・
    Ready.

  5. [to recover]コマンドがエラーとなった場合(“Ready.”が出力されない場合)は、“18.10.5 拡張復旧作業”を行います。
  6. [to start]コマンドでTeamWARE Officeサーバを起動します。

    >to start


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