TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第17章 ウイルスチェックの管理 | > 17.3 ウイルスチェックユーティリティ |
ウイルスチェックコマンドの形式を以下に示します。
tochkvrs -S<サービス名> または、-F<パラメータファイル名>
-U<ログイン名> -UP<ログインパスワード>
-P<処理制御> -X
-R<隔離先ディレクトリ名>
-T<処理時間>
-Y -C<負荷制御>
-L<ログ出力制御>
-LF<ログファイル>
-S :
ウイルスチェック対象とするサービス名を以下の形式で指定します。
このパラメータ、または-Fパラメータのいずれか一方を必ず指定します。
all |
: |
すべてのサービス |
|
: |
Mailサービス |
library |
: |
Libraryサービス |
forum |
: |
Forumサービス |
calendar |
: |
Calendarサービス |
-F :
ウイルスチェックの実行内容を記述したパラメータファイル名を指定します。このパラメータ、または-Sパラメータのいずれか一方を必ず指定します。
パラメータファイルの記述形式については、“17.3.4 パラメータファイル”を参照してください。
-U :
システム管理者のログイン名を指定します。
このパラメータを省略した場合、ログイン名の入力を促すプロンプトが表示されます。
-UP :
システム管理者のログインパスワードを指定します。
このパラメータを省略した場合、ログインパスワードの入力を促すプロンプトが表示されます。システム管理者にパスワードが設定されていない場合は、パラメータファイルで“user_password = ' ' ”と指定するか、または-UPパラメータとuser_passwordを省略した場合に表示されるパスワード入力を促すプロンプトに何も指定せずに[Enter]キーを押します。
-P :
ウイルスチェックの処理制御について、以下のいずれかを指定します。
このパラメータが省略された場合、“continue”が指定されたものとします。
continue |
: |
未検査のファイルのみウイルスチェックを行います。 |
new |
: |
検査済みか否かにかかわらず、すべてのファイルについてウイルスチェックを行います。 |
anything |
: |
検査済みか否かにかかわらず、すべてのファイルについてウイルスチェックを行います。 |
replace |
: |
データベース内の、ウイルス感染ファイルと判明しているファイルを、ダミーファイルと置き換えます。このときは、ウイルスチェックを行いません。 |
-X :
ウイルスチェック処理と、ウイルス感染ファイルと判明しているファイルを、ダミーファイルと置き換える処理を同時に行います。
このパラメータは、ウイルスチェックの処理制御で"continue"または"new" または"anything"が指定された時に有効となります。
ウイルスチェックの処理制御で"continue"または"new" または"anything"を指定し、このパラメータを省略した場合、ウイルスチェックのみ行います。
-R :
ウイルス感染ファイルを、ダミーファイルに置き換える処理を行う場合、ウイルス感染ファイルを隔離するディレクトリ名をフルパス形式で指定します。
このパラメータを指定した場合、“twvcs.ini”に指定されている隔離先は無視します。
例: tochkvrs -S mail -U ADMIN -UP password -P replace -R C:\infected
-T :
ウイルスチェックの処理時間を分単位で指定します。指定できる時間は、1(分)〜4320(分)です。
指定した時間を過ぎると、ウイルスチェックが途中であっても処理は中断されます。中断された場合、終了コードが1または、11で終了します。詳細は“17.3.5 コマンドの終了コード”を参照してください。
このパラメータが省略された場合、ウイルスチェックが完了するまで処理は続きます。
-Y :
パラメータファイルの文法をチェックする場合に指定します。
このパラメータが指定された場合、ウイルスチェックは行いません。
-C :
ウイルスチェックコマンドによるシステムへの負荷(コマンド実行速度)を1〜10の範囲で指定します。
指定値が大きいほどシステムへの負荷(実行速度)も大きくなります。
省略された場合には、7が指定されたものとします。
-L :
動作ログを出力するかどうかを、以下のいずれかで指定します。
0:動作ログを出力しない
1:動作ログを出力する
省略された場合には、1が指定されたものとします。
-LF :
ログファイル名を指定します。
省略された場合には、コマンドを入力した画面に出力します。
例:〜 -LF C:\LOG\VSRESULT.LOG
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