TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第17章 ウイルスチェックの管理 | > 17.2 ウイルスチェック機能の導入 |
ウイルスチェック機能の設定は、TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリ配下にあるウイルスチェック設定ファイル(twvcs.ini)で行います。設定内容の変更はテキストエディタを使用して行ってください。設定内容はTeamWARE Officeサーバの再起動時に反映されます。
<twvcs.ini ファイルの設定例>
[VirusCheckSystem] [VirusCheckServices] |
以下に、各設定について説明します。
ここでは、ウイルスチェック機能の基本設定を行います。
ウイルスチェック機能を動作させるかどうかを設定します。
<設定形式>
VCS_Service = 機能の動作指定 |
ON |
: |
ウイルスチェックをします。 |
OFF |
: |
ウイルスチェックをしません。 |
省略時は“OFF”です。
ウイルスチェックに使用するウイルスチェックソフトウェアの種別を設定します。この設定は“VCS_Service=ON”の場合に有効となります。
<設定形式>
VCS_ Engine = 使用ウイルスチェックソフトウェアパッケージ種別 |
現在使用可能なウイルスチェックソフトと指定する種別は以下です。
MF2 |
: |
日本ネットワークアソシエイツ社BrickPiler for TeamWARE Office(以下、BrickPilerと略します)を使用します。 |
ST1 |
: |
シマンテック社 Symantec AntiVirus Scan Engine for TeamWARE Office(以下、Symantec AntiVirus と略します)を使用します。 |
省略時は“MF2”です。
Symantec AntiVirusが動作しているサーバの情報を設定します。
本パラメータは15行まで指定することができます。なお、1行で指定できる文字列の長さは21文字までです。この設定は“VCS_Service=ON”でかつ、“VCS_Engine=ST1”の場合に有効となります。
Symantec AntiVirusとはICAPのプロトコルを使用してウイルスチェックを行いますので、Symantec AntiVirusインストール時、プロトコルの設定ではICAPを選択してください。
<設定形式>
VCS_Server=IPアドレス[:ポート番号] |
Symantec AntiVirusが動作しているサーバのIPアドレスを指定します。
Symante AntiVirusが開いているポート番号を指定します。省略時のポート番号(1344)を使用している場合には、ポート番号(とコロン)を省略できます。
エラー、警告が発生した時にアラートを送信させるかどうかを設定します。
<設定形式>
VCS_SendAlert = 機能の動作指定 |
ON |
: |
アラートを送信します。 |
OFF |
: |
アラートを送信しません。 |
“OFF”を指定した場合でも、twvcs.iniファイルの設定エラーに関してはアラートを送信しますので注意してください。
省略時は“ON”です。
ウイルスチェックに使用するログの出力先を設定します。
<設定形式>
VCS_LogType = 使用ログ種別 |
1 |
: |
twvcs.logにログを出力します。 |
0 |
: |
to.logにログを出力します。 |
省略時は“0”です。
twvcs.logおよびto.logファイルは、共にTeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリ配下に作成されます。
ウイルス検出時に、検出したファイルを指定のディレクトリへ複写するかどうかを設定します(以降、隔離機能と呼びます)。
隔離したファイルは、ウイルスを除去して再利用したり、ウイルスの追跡調査などに使用します。複写先ディレクトリ(以降、隔離先ディレクトリと呼びます)は、“VCS_IsolateDirPath”で設定することができます。ウイルスチェックユーティリティの隔離機能と重複するのを回避するため、ウイルスチェックユーティリティ動作時には、ウイルスチェック機能による隔離は行いません。
この設定は“VCS_Service=ON”の場合に有効になります。
<設定形式>
VCS_ IsolateFile = 隔離機能の動作指定 |
ON |
: |
ウイルス感染ファイルを隔離します。 |
OFF |
: |
ウイルス感染ファイルを隔離しません。 |
省略時は“OFF”です。
ウイルス検出時の検出したファイルの隔離先を設定します。このパラメータを指定しなかった場合、隔離は行われません。ご注意ください。
“VCS_Service=ON”でかつ、“VCS_IsolateFile=ON”の場合に有効となります。
<設定形式>
VCS_ IsolateDirPath = 隔離先ディレクトリ名 |
隔離先となるディレクトリ名はフルパス名で指定します。隔離先となるディレクトリにリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。指定できるパス名の最大長は128バイトです。なお、隔離先ディレクトリは、事前に作成しておいてください。
システムがウイルスを検出すると、ここで指定したディレクトリの配下にサブディレクトリを作成し、そのサブディレクトリに隔離します。サブディレクトリ名は、そのディレクトリ配下で一意に生成されたものとなります。
ここでは、ウイルスチェック機能における侵入監視機能の基本設定を行います。
外部からの侵入に対してウイルスチェック機能を動作させるかどうかを指定します。“VCS_Service=ON”の場合のみ設定が有効になります。
“VCS_Service=OFF”、かつ“VCS_GatewayImport=ON”の場合、ウイルスチェックは行いません。
<設定形式>
VCS_ GatewayImport = 機能の動作指定 |
ON |
: |
ウイルスチェックをします。 |
OFF |
: |
ウイルスチェックをしません。 |
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