TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第16章 イベント通知サービスの管理> 16.3 イベント通知サービスの導入

16.3.3 アプリ定義体の定義情報

Mailサービスのアプリ定義体属性値について、以下に示します。各属性の詳細については、“16.3.4 アプリ定義体の属性値の詳細”を参照してください。

[表16.1 アプリ定義体の属性値]

属性区分

属性名

必須/
オプション

複数行指定

設定値/
最大値

備考

アプリ定義体名

name

必須

不可

64

アプリ定義体の名称

サービス種別

service_type

必須

不可

Mail

イベント監視対象

mailbox

必須

不可

48

メールボックス。メールボックス所有者のログイン名を指定。

(フィルタ条件)
表題

subject

オプション

128

表題文字列。新規到着メールの、表題文字列によるフィルタリングに使用。

(フィルタ条件)
発信者情報






originator


オプション

表16.2 originatorアドレスの属性値”参照

発信者のディレクトリエントリ名、およびロケーション。新規到着メールの、発信者名によるフィルタリングに使用。

orig_pri_x400_address



オプション

表16.3 X.400アドレスの属性値”参照

発信者のX.400アドレス(印刷可能文字列)。新規到着メールがX.400経由で着信した際に、発信者X.400アドレス(印刷可能文字列)によるフィルタリングに使用。X.400の各属性については、“表16.3 X.400アドレスの属性値”を参照。

orig_tlx_x400_address

オプション

表16.3 X.400アドレスの属性値”参照

発信者のX.400アドレス(テレテックス文字列)。新規到着メールがX.400経由で着信した際に、発信者X.400アドレス(テレテックス文字列)によるフィルタリングに使用。X.400の各属性については、“表16.3 X.400アドレスの属性値”を参照。

(フィルタ条件)
発信者情報

orig_internet_address


オプション

表16.4 インターネットアドレスの属性値”参照

発信者のインターネットアドレス。新規到着メールがインターネット経由で着信した際に、発信者のインターネットアドレスによるフィルタリングに使用。ベースアドレスのみの指定も可能。

(フィルタ条件)
宛先種別

recipient_type

オプション

不可

3バイト

新規到着メールの受信者種別によるフィルタリングに使用。

(フィルタ条件)
重要度

importance

オプション

不可

3バイト

新規到着メールの重要度によるフィルタリングに使用。

(フィルタ条件)
秘密度

sensitivity

オプション

不可

4バイト

新規到着メールの秘密度によるフィルタリングに使用。

(フィルタ条件)
有効時間帯

time_range

オプション

16.3.4 アプリ定義体の属性値の詳細”参照

イベント発生時刻の有効範囲を指定。

(フィルタ条件)
ネットワーク種別

network_type

オプション

不可

4バイト

新規到着メールの受信経路によるフィルタリングに使用。

アプリケーション情報

appl_type

必須

不可

Java
C
C++
VB

プログラム種別

Java
C
C++
VB

interpret_name

オプション

不可

256バイト

インタプリタ名。プログラム種別が、Javaの場合には必須。フルパスで指定。

interpret_option

オプション

不可

256バイト

インタプリタへのオプションを指定。

program_name

必須

不可

256バイト

プログラム名。フルパスで指定。

parameter

オプション

不可

256バイト

プログラムへのパラメータ。ここで指定したパラメータは、ユーザアプリケーションに渡されます。

アプリケーション情報

retry

オプション

不可

0〜1000

ユーザアプリケーション実行の最大リトライ回数

retry_min

オプション

不可

0〜60

リトライまでの時間間隔(分)

delay

オプション

不可

0〜1440

0は無限

イベント発生からユーザアプリケーション実行までの最大遅延許容時間(分)

exec_mode

オプション

不可

1、2

1:継続実行、2:強制終了

exec_dir

オプション

不可

256バイト

ユーザアプリケーションの実行の際のディレクトリ名。フルパスで指定。

multi

オプション

不可

1〜1000

同一アプリ定義体から同時に起動されるユーザアプリケーションの多重度を指定。

有効/無効フラグ

effective

オプション

不可

0、1

0:無効、1:有効

[表16.2 originatorアドレスの属性値]

属性区分

属性名

必須/
オプション

設定値/最大値

備考

originator



name

オプション

64

ディレクトリエントリ名

ou

オプション

32

階層化組織名

l(エル)

オプション

55

エリア名

o(オー)

オプション

64

組織名

c

オプション

3

国名


表16.2の階層化組織名、エリア名、組織名、国名は、内部で以下のように結合され、ロケーションとして扱われます。ロケーションの指定可能最大文字数は、256文字です。

ロケーション:
ou="階層化組織名", ou="階層化組織名"..,l="エリア名",o="組織名",c="国名"
省略する場合は、下位層からだけ省略できます。

[表16.3 X.400アドレスの属性]

属性区分

属性名

必須/
オプション

設定値/最大値

備考

X.400アドレス







C

オプション

3

国名

A

オプション

16

主管庁領域名

P

オプション

16

私設領域名

O

オプション

64

組織名

OU1〜OU4

オプション

32

部門名1〜4

SUR

オプション

40

GIVEN

オプション

16

GQID

オプション

3

世代識別子

INIT

オプション

5

イニシャル

[表16.4 インターネットアドレスの属性]

属性区分

属性名

必須/
オプション

設定値/最大値

備考

インターネットアドレス

全体長

オプション

256

 

名前

オプション

192

インターネットアドレスの名前部分

ベースアドレス

オプション

255

インターネットアドレスのベースアドレス部分。“@”を付けて指定。

◆未指定項目の扱

フィルタ条件を省略した場合、システム標準値が設定されチェックされる項目と、システム標準値が設定されず、チェックされない項目の2種類があります。未指定項目の扱いを以下に示します。

[表16.5 未指定項目の扱い]

  

項目名

省略値

備考

省略値が設定される項目




受信種別(recipient_type)

111

省略値が設定され、設定された省略値でチェックが行われます。

重要度(importance)

111

秘密度(sensitivity)

1111

ネットワーク種別
(network_type)

1111

チェックされない項目




表題(subject)

なし

省略値が設定されず、チェックも行われません。

発信者情報
(originator,orig_pri_x400_address,orig_tlx_x400_address,orig_internet_address)

有効時間帯(time_range)

◆英大文字/小文字の区別につい

フィルタリング処理において、英大文字と英小文字を区別する場合と区別しない場合があります。

[表16.6 項目の英大文字/英小文字の区別]

項目名

英大文字/英小文字の区別

name

しない

service_type

しない

mailbox

する

subject

する

originator

しない

orig_pri_x400_address

しない

orig_tlx_x400_address

しない

orig_internet_address

する

appl_type

しない

interpret_name

しない

interpret_option

する

program_name

する

parameter

する

exec_dir

する

◆フィルタ条件の判定方

表題/発信者情報/宛先種別/重要度/秘密度/有効時間帯/ネットワーク種別でそれぞれ指定した条件は、ANDでチェックされます。また、発信者情報や表題などの複数行指定可能な項目が複数行指定されていた場合は、ORでチェックされます。


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