TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド

16.2.3 フィルタリング条件の判定方法

フィルタ条件で指定された各項目は、通常はANDでチェックされます。

たとえば、Mailサービスの表題と発信者名をフィルタ条件として指定した場合、表題と発信者名の両方について条件を満たした場合にだけ、定義されたユーザアプリケーションが起動されます。

ただし、フィルタ条件には、複数の条件を定義できる項目もあります。この場合、これらの条件は、ORでチェックされます。また、フィルタ処理は、アプリ定義体で指定された順序に従い、上から順にチェックされます。フィルタ条件のある項目を満たした場合には、その行以降に指定された同一項目についてのチェックは行われません。

同一項目について複数行の条件を指定する場合

同一項目について複数行の条件を指定する場合のアプリ定義体の記述例を以下に示します。

以下の例の場合、発信者アドレスとして、インターネットアドレスのベースアドレスが“base1.xx.jp”であるuser_Aとuser_B、およびベースアドレスが“base2.xx.jp”である発信者から送られたインターネット経由の受信メールがユーザアプリケーションの起動対象とされます。

[APPLICATION DEFINE]
;第一営業部向け登録定義
name=appldef1
service_type=mail
mailbox=appluser01
orig_internet_address = [e-mail]
orig_internet_address = [e-mail]
orig_internet_address = @base2.xx.jp
appl_type=java
interpret_name=D:\jdk1.1.6\bin\java.exe
program_name=E:\appl\bin\eigyou1_toroku

TeamWARE MailやX.400経由のメールは、フィルタ条件がないため、チェックされずにユーザアプリケーションが起動されてしまいます。