TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第14章 Webサービスの管理 | > 14.15 ツールバーの導入 |
BizSearchが運用されている環境では、BizSearchと連携してツールバーの検索ボタンからフォーラムおよびライブラリの全文検索を行うことができます。
BizSearchには、TeamWARE Officeのフォーラムおよびライブラリから文書を収集することができる BizSearchゲートウェイオプションがあります。そのゲートウェイオプションを利用して、あらかじめBizSearchサーバ上にフォーラムまたはライブラリの文書インデックスを作成しておくことでツールバーと連携します。
BizSearchおよびBizSearchゲートウェイオプションの利用方法については、BizSearchのマニュアルを参照してください。
連携できるBizSearchは、以下のものです。
BizSearchサーバ上で動作するツールバー用のCGIプログラムなどのファイルは、TeamWARE Office インストール媒体に格納されています。TeamWARE Office 管理者は、それらのファイルを手動でBizSearchサーバ上に配置しなければなりません。
TeamWARE Office インストール媒体には、以下の場所に格納されています。
*は複数のファイルを表します。
BizSearchが運用されているオペレーティングシステムが、Windows(R)の場合とSolarisの場合で、配置するファイルが違いますので注意してください。ここでは、TeamWARE Office インストール媒体がWindows(R)用のものを例として、BizSearchサーバへの配置を説明します。
BizSearchサーバがWindows(R)オペレーティングシステムで動作している場合には以下のように配置します。BizSearchが標準のディレクトリC:\BizSearchにインストールされていると仮定します。
TeamWARE Office インストール媒体の |
BizSearchサーバへの配置場所 |
.\toolbar\search_cgi\win\bin\tbarsearch.cgi |
C:\BizSearch\gui\search\bin\tbarsearch.cgi |
.\toolbar\search_cgi\win\conf\tbar.conf |
C:\BizSearch\conf\tbar.conf |
.\toolbar\search_cgi\win\templates\* |
C:\BizSearch\gui\search\templates\japanese\* |
*は複数のファイルを表し、ディレクトリ配下のすべてのファイルが対象になります。
BizSearchサーバがSolarisで動作している場合には以下のように配置します。BizSearchが標準のディレクトリ /opt/ATSPeabsにインストールされていると仮定します。配置は、管理者ユーザ(root)で実施してください。
配置ファイルは、所有ユーザ、グループおよび権限設定も以下の表に記述されているものに合わせて設定してください。権限設定は、それぞれの配置先ディレクトリで以下の例のように行います。
例 |
chmod 6555 tbarsearch.cgi chmod 644 tbar.conf chmod 444 * |
TeamWARE Office インストール媒体のファイル |
BizSearchサーバへの配置場所 |
.\toolbar\search_cgi\solaris\bin\tbarsearch.cgi |
/opt/ATSPeabs/gui/search/bin/tbarsearch.cgi |
.\toolbar\search_cgi\solaris\conf\tbar.conf |
/opt/ATSPeabs/etc/tbar.conf |
.\toolbar\search_cgi\solaris\templates\* |
/opt/ATSPeabs/gui/search/templates/japanese/* |
*は複数のファイルを表し、ディレクトリ配下のすべてのファイルが対象になります。
tbar.confは、BizSearchのCGIに関するセットアップ情報を格納したファイルです。前記の“◆検索CGIの配置”で配置した tbar.conf になります。このファイルは初期化ファイルと呼ばれます。初期化ファイルを変更すると、検索CGIの動作環境を設定および変更できます。
TeamWARE Officeのシステム管理者およびBizSearchシステム管理者は、初期化ファイルの定義内容のうち、以下のキーを変更できます。
これらのキーは、テキストエディタなどで直接変更します。以下に、それぞれのキーについて説明します。
BizSearchの検索データベース名を指定します。ここに指定したデータベースが、“14.15.2 toolbar.iniの作成”で説明した、SearchDB1キーと対応して検索対象のデータベースとなります。
設定例
SearchDB1 DB001,DB002 |
BizSearchの検索データベース名を指定します。ここに指定したデータベースが、“14.15.2 toolbar.iniの作成”で説明した、SearchDB2キーと対応して検索対象のデータベースとなります。
設定例
SearchDB2 DB003,DB004 |
BizSearch検索データベース名は、以下の方法で知ることができます。 Windows(R)で動作しているBizSearchの場合、検索サーバ運用管理画面の検索サーバ動作設定で参照できるデータベース名。 例:DB001 Solarisで動作しているBizSearchの場合、検索サーバ設定ファイル(ts_server.conf)に定義されている検索データベース名。 |
初期化ファイルの変更に際しては、以下の点に注意してください。不当な定義を行った場合、ツールバーが起動しなくなったり、予期しない異常な動作をする恐れがあります。 ・ここで説明しているキー以外は変更しないでください。 ・同じキーを複数定義しないでください。 ・キーに空の値や、ここで説明している値以外を指定しないでください。 |
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