TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第14章 Webサービスの管理> 14.15 ツールバーの導入

14.15.2 toolbar.iniの作成

toolbar.iniは、TeamWARE Officeのツールバーに関するセットアップ情報を格納したファイルです。

Webサービスをインストールすると、TeamWARE Officeのインストールディレクトリにtoolbar.samという名前のファイルが作成されます。このファイルをtoolbar.iniという名前でコピーを作成し、内容を次に示すように変更してください。このファイルは初期化ファイルと呼ばれます。初期化ファイルを変更すると、Webブラウザからツールバーを利用する場合の動作環境を設定および変更できます。

TeamWARE Officeのシステム管理者は、初期化ファイルの定義内容のうち、以下のセクションを変更できます。

これらのセクションは、テキストエディタなどで直接変更します。以下に、それぞれのセクションについて説明します。

toolbar.samの改行コードは“\n”だけになっています。Windows(R)上で編集する場合は、“\n”だけの改行コードに適応したテキストエディタをご利用になるか、改行コードを“\r\n”に変換してから、編集してください。

◆[Mail]セクショ

ツールバーからMailサービス機能を利用するための設定を定義します。

ツールバーで新着メールの通知を受け取るためには、Notifiierを設定する必要があります。Notifierの設定方法については、“6.8.1 ツールバーによるアラーム通知機能”を参照してください。

◆[Calendar]セクショ

ツールバーからCalendarサービス機能を利用するための設定を定義します。

変更例

Webサービスの初期化ファイルが以下のように定義されている場合、

[Host]
Protocol = https
Host_address = 127.0.0.1
ProcessNo = 0
Host_name = two.fujitsu.co.jp
Port = 8082

SearchVacantUrlキーは以下のように修正します。

SearchVacantUrl = https://two.fujitsu.co.jp:8082/calendar/srch_a?service=calendar&auth=required&mode=99

◆[FORUM]セクショ

ツールバーからForumサービス機能を利用するための設定を定義します。

◆[Search]セクショ

ツールバーからフォーラムおよびライブラリの全文検索機能を利用するための設定を定義します。

  • 初期化ファイルを変更した場合、TeamWARE Officeサーバを再起動する必要はありません。ツールバー利用者が変更を反映するには、内部的にキャッシュされた情報がクリアされる約10分経過後、かつ利用者がすべてのブラウザを終了して、Webブラウザを再起動する必要があります。
  • 初期化ファイルの変更に際しては、以下の点に注意してください。不当な定義を行った場合、ツールバーが起動しなくなったり、予期しない異常な動作をしたりする恐れがあります。
    ・ここで説明しているセクションとキー以外は変更しないでください。
    ・同じキーを複数定義しないでください。
    ・キーに空の値や、ここで説明している値以外を指定しないでください。
  • [Search]セクションについては、BizSearchと連携する場合以外は変更しないでください。変更した場合、ツールバーが起動しなくなったり、予期しない異常な動作をしたりする恐れがあります。
  • TeamWARE Officeサーバが複数サーバで構成されている場合は、すべてのサーバに同じ内容の初期化ファイルを作成してください。

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