TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
|
目次
索引
|
9.1.4 トラブル調査方法
ここでは、X.400ゲートウェイを使ったメールのやりとりができない場合の調査方法について説明します。
◆宛先のエラー
X.400アドレス宛てのメールが「宛先は送信先のメールシステムで認識されませんでした。」のエラーになってしまった場合、以下のコンフィギュレーションが正しいか確認してください。
- X.400-MTAの「O/R名」中に、宛先のX.400アドレスに該当するO/R名が登録されているかどうか確認してください。「O/R名」に登録するO/R名は、宛先のX.400アドレスのベースアドレス部分(国名、主管庁領域名、私設領域名、組織名、部門名1-4)のみです。
- 宛先のマシンがWindows NT(R)の場合は、このマシンのX.400-MTAの「O/R名」中に、宛先のX.400アドレスに該当するO/R名が登録されているかどうか確認してください。登録するO/R名はベースアドレス部分(国名、主管庁領域名、私設領域名、組織名、部門名1-4)のみです。宛先のマシンがWindows NT以外の場合、該当するマニュアルを参照してX.400アドレスを確認してください。
- 宛先のユーザがTeamWARE Officeのユーザの場合、そのX.400アドレスが宛先に指定したものと同じであるかどうか確認してください。TeamWARE Officeのユーザでない場合、該当するマニュアルを参照してX.400アドレスを確認してください。
◆メールが届かない
X.400アドレス宛てのメールが相手に届かない、あるいは相手からX.400経由で送信された本TeamWARE Office宛てのメールが届かない場合、以下の方法で調査してください。
- 通信相手のホスト名とIPアドレスの定義がhostsファイルに入っているかどうか。入っている場合、IPアドレスは正しいかどうか。さらに、hostsファイルに定義されているホスト名が、OSIライブラリの「SAP情報」で定義されているものと一致しているかどうか。
RFC1006で通信を行う場合、DNSは使えません。必ず通信相手をhostsファイルに定義する必要があります。
通信相手のマシンから通信ができない場合、そのマシンがWindows NT(R)のときは同様の確認を行ってください。通信相手のマシンがWindows NT(R)以外の場合、該当するマニュアルを参照して確認してください。
- OSIライブラリの「SAP情報」で定義されている自側と相手側のトランスポートセレクタとセションセレクタが、通信相手のコンフィギュレーションと一致しているかどうか。
自側の定義は通信相手の相手側の定義と、相手側の定義は通信相手の自側の定義と合わせる必要があります。通信相手のマシンがWindows NT(R)以外の場合、該当するマニュアルを参照して確認してください。
Copyright(C) TeamWARE Group Oy 2005 and Fujitsu Limited 2005 and/or their licensors