TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第8章 MIMEゲートウェイの管理> 8.4 MIMEゲートウェイの運用

8.4.2 MIMEゲートウェイの監視

SMTPディレクトリは、TeamWARE Officeがインストールされているディレクトリのサブディレクトリです。MIMEゲートウェイは、メールを受信したり、送信待ちになっているときに、一時ファイルの収納にSMTPディレクトリを使用します。

メールを目的地に配達できなかったり、ファイルがキューから削除された場合には、アラートメッセージが送信されます。

SMTPディレクトリに“.err”という拡張子付きのメールがある場合やSMTPディレクトリ内のFAILEDサブディレクトリにメールがある場合は注意してください。このメールは、MIMEゲートウェイが送受信できなかったものです。メールを1つ1つチェックして、必要であればメールの送信者に配達トラブルが発生したことを知らせてください。また、定期的に削除してください。

同様に、SMTPディレクトリ内のSPAMサブディレクトリには、スパムメールフィルタ機能により削除されたメールが移動されます。これらも、定期的に削除してください。

また、オプションを使用することにより、FAILED、SPAMサブディレクトリ内のメールを定期的に自動削除できます。

オプションが設定されていない場合は、自動削除は行われません。オプションを使用するには、to.iniの[MIME]セクションに“cleanup_days = 保存日数”を追加します。

例)

  [MIME]
   cleanup_days = 30

cleanup_daysパラメータには、FAILED、SPAMサブディレクトリ内にメールを保有しておく日数を指定します。この日数を経過したメールは、自動的に削除されます。メールの削除は、TeamWARE Office サーバ起動時と毎日夜中の午前0時すぎに行われます。

保存日数には、1以上の数値を指定してください。0を指定した場合は、メールの自動削除は行われません(cleanup_daysパラメータを指定しない場合と同じ扱いになります)。

たとえば、保存日数に1を指定した場合は、以下のようになります。

[今日] エラー発生。メールがFAILEDサブディレクトリに保有されます。
[明日] メールは保有されます。
[明後日] メールは削除されます。

メールが削除された場合は、以下のメッセージがto.logに出力されます。

オプションの設定方法を、以下に示します。

操作方法

  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。
  2. MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。
  3. to.iniファイルの最後に、以下の行を追加します。

    ※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下に“cleanup_days”行を追加してください。

  4. to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。
  5. TeamWARE Officeサーバを起動します。

エラーメールは、エラーとなった原因を調べるために必要な場合があります。cleanup_daysのパラメータには、7以上の値をお勧めします。


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