TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第1章 TeamWARE Officeとは

1.1 概要

TeamWARE Officeは、クライアントで動作するプログラムと、サーバで動作するプログラムで構成されます。

クライアントで動作するTeamWARE Officeのプログラムを、本書ではアプリケーショと呼びます。TeamWARE Officeには、以下に示すアプリケーションがあります。

また、アプリケーションを使いやすくするための、以下のプログラムやコマンドがあります。

サーバで動作するプログラムには、2つのタイプがあります。アプリケーションと通信し、処理を実行するプログラム(これをサービと呼びます)と、アプリケーションからの要求とは独立して動作するプログラムです。アプリケーションは、対応するサービスと通信し、処理を実行します。

たとえば、Mailアプリケーションは、Mailサービスと通信し、メールを送信したり受信したりします。アプリケーションからの要求とは独立して動作するプログラムには、さまざまなメールシステムと接続するMIMEゲートウェイやX.400ゲートウェイ、インターネットと接続するWebサービスなどの機能があります。

図1.1に、TeamWARE Officeの構成概を示します。

[図1.1 TeamWARE Officeの構成概要]

以降、本書では、各アプリケーションとそれに対応するサービスの両方の機能について説明するとき、アプリケーションとサービスの名前のみを記述します。たとえば、Directoryアプリケーションと Directoryサービスの両方の機能について説明する場合、単にDirectoryと記述します。

TeamWARE Officeは、 TeamWARE Officeを導入するグループの規模に合わせて、1台から複数台のサーを導入できます。グループの規模は、利用するユーザの数や利用するサービスの内容などによって異なります。また、グループの拡張に合わせて、サーバを追加することもできます。これらの、1台以上のサーバとそれに接続されるクライアントの構成をサイと呼びます。また、サイトとサイトを接続した構成をエンタープライズと呼びます。どのような構成を採用すべきかは、“2章 システム構成の計画”で詳細に説明します。


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