Interstage Service Integrator 解説書 |
目次
索引
![]() ![]() |
第1章 ISIのご紹介 | > 1.2 ISIの主な機能 |
ISIは、一般的なESBよりクライアントアプリケーションの開発生産性を向上するために、以下に着目して開発することで、サービスごとに手順や方法を作らずに、同じ呼び出し方ですべてのサービスを呼び出すことができます。これを実現するのが、共通APIと共通メッセージです。
J2EEの知識を必要とせず、Javaの知識だけで構築することができるAPIを提供します。
アプリケーション構築の主流で標準となりつつあるJ2EEも、利用できるプログラマーが数多くいるとは限りません。ピュアなJavaで構築できるプログラマーは多数でも、J2EEでJMS、JAX-RPCを使いこなせるプログラマーは、少数です。
ピュアなJavaの知識だけで、JMSやSOAPのプロトコルを意識しないAPIを使用することによって、ISIおよびその先のサービスを呼び出すことができるので、開発の立上げを早くします。
また、コーディングを簡単にするために、送付したいデータと、エンドポイント名(ISIの入口の1つ)を指定するだけで呼び出すことができます。
共通メッセージとAPIを組み合わせることで、一層の生産性向上を実現できます。
共通APIを使用することなく、JAX-RPCを直接利用して、ISIにアクセスすることもできます。
ISIのクライアントアプリケーションの開発では、共通メッセージを作成し、ISIへ送付する処理を開発します。すべてのサービスを同じ作法で呼び出すことができます。
基本的に、サービスへ送付したいデータと、エンドポイント(ISIの入口)を1つ指定するだけで、サービスを呼び出すことができます。
また、サービスのあて先、実行するメディエーション機能の種類、部品へ渡す値などをセットすれば、ISIがセットされたとおりに、メディエーション機能を実行するなど、拡張して利用できます。
共通メッセージへ値をセットする方法は、共通化されています。手法も容易であるため、クライアントアプリケーションの開発生産性を向上させることができます。
目次
索引
![]() ![]() |