Interstage Service Integrator 解説書 |
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第1章 ISIのご紹介 | > 1.2 ISIの主な機能 |
“疎結合”なサービスの組合せによるシステム構築を実現するために、サービス間の“インタフェース調整”が必要です。
一般的なESBでは、XSLTによるフォーマット変換部品や、コンテンツ・ベース・ルーティングなどの部品が提供されています。
しかし、一般的なESBの提供部品だけでは機能不足で、ユーザはプログラムを開発し、不足している機能を補充しなければなりません。
ISIは、データを加工するために、以下の機能を標準提供しています。
データ加工の部品が標準提供されているため、ユーザがインタフェースを調整するために開発するプログラムの数が少なくなり、システム稼動までの期間が大幅に短縮できます。
たとえプログラムを開発しなければならない場合でも、J2EEの知識ではなく、Javaの知識だけでインタフェース調整用のプログラムを構築することができます。また、開発したプログラムに対し、パラメタをセットし呼び出す機能をもっているため、コーディング量を大幅に抑えることができます。
ISIに異常用の処理を登録しておくと、異常発生時に自動的に呼び出されます。
たとえば、異常用処理として“取消通知”のメールを送信する処理を作成・登録しておくと、ISIの処理途中に異常が発生した場合に、“取消通知”のメールが送信されます。
また、ISIとサービスの間で非同期通信を行う場合、万一通信不良が発生しても、クライアントアプリケーションからメッセージを再送信することなく、ISIが保存したメッセージを利用して、リトライできます。
このようにクライアントアプリケーションの面倒な部分をISIの機能がカバーし、ステップ削減、短期間開発を実現します。
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