Interstage Service Integrator 解説書
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第1章 ISIのご紹介> 1.2 ISIの主な機能

1.2.2 メッセージング機能

ISIは、各種プロトコルによるメッセージ交換が可能です。

■標準ベースのプロトコル(SOAP、JMS)を利用したメッセージ交換

標準プロトコルとしてSOAPおよびJMSを採用しています。
SOAPについては、WSDLに対応したRPC機能を提供するJAX-RPCなどに対応しています。インターネットを利用して異機種間通信をシンプルに実現できます。
また、J2EEの代表的な非同期メッセージングであるJMSもサポートしているため、標準ベースでのメッセージ交換が可能です。

[図:標準ベースのプロトコルのメッセージ交換]

しかし現在は、非標準技術を利用しているため、“将来的には、標準ベースへの移行が検討されていても、すぐに移行できない”、また、“J2EEのプログラム知識がないとESBが使用できない”などの問題があります。
ISIは、非標準技術でもサービスと連携できます。

■FTPによる送受信

ISIは、FTPによる連携が可能です。既存システムが出力したデータを、ISIに対しFTPで送付することで、既存システムからサービスへの連携が実現できます。
FTPを利用したファイル転送機能は、ファイルの受信を監視したり、大量データが転送された場合の分割、結合などの豊富な機能をもっています。ほかの標準ベースのプロトコルを利用するのと同じイメージで連携できます。

[図:ファイル転送機能によるメッセージ交換]

■その他の連携方法

ISIは、APIを公開しています。APIは、J2EEの知識がなくてもJavaの知識で利用できます。
既存システムとの間にAPIを使用したアダプタを構築するなどして、連携することもできます。


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