Interstage Service Integrator 解説書
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第1章 ISIのご紹介

1.3 ISIのコンポーネント構成

ISIのコンポーネント構成を、以下に示します。

[図:コンポーネント構成]

■ISIサーバ

ISIサーバは、ISIを実行するための機能を備えています。
ISIサーバは、以下の機能で構成されています。

[表:ISIサーバの機能]

コンポーネント

機能

メッセージング機能

SOAPのRPC機能(JAX-RPC)

JAX-RPCを利用したサービス利用側アプリケーションから、ISIを実行する場合に利用します。

SOAPのメッセージング機能(JAXM)

JAXMを利用して、SOAPメッセージの送受信を行います。

JMS

JMSを利用して、J2EE非同期通信を行います。

RMI

RMIを利用して、同期通信を行います。

ファイル転送

FTPを利用して、ファイルの送受信を行います。

メディエーション機能

シーケンスエンジン

ユーザが指定した順に、標準提供の部品やユーザプログラムを呼び出します。受信したメッセージを指定した順に加工・編集し、サービスやクライアントに結果を送信します。

Formatmanager(サーバ)

受信したFLATデータのフォーマット変換を行う部品です。FLAT-FLAT、FLAT-XMLのフォーマット変換ができます。
Formatmanager(サーバ)の機能を実現するために、FEDIT/FL-SVとFEDIT/FL-XMLを提供します。

ペイロード操作

受信したXMLデータの文法チェック、指定したタグからの値の取出し、タグの追加・変更、XML-XMLのフォーマット変換を行う部品です。FLATデータからの値の取出しもできます。

ユーザプログラム呼出し

ユーザが任意に作成したJavaプログラムを呼び出します。

SOAP Gateway

同期型のサービスに対し、SOAPメッセージ連携を行います。

メッセージ送信

サービスに対して、非同期通信でメッセージを送信します。サービスのあて先を動的に判断する、コンテンツ・ベース・ルーティングも行います。

異常処理実行

異常処理を作成しておくと、自動で異常処理を呼び出します。

■ISIクライアント

ISIクライアントは、ISIを使うための開発環境・開発支援機能を備えています。
ISIクライアントは、以下の機能で構成されています。

[表:ISIクライアントの機能]

コンポーネント

機能

インタフェース調整機能

Formatmanager(クライアント)

インタフェース調整の負荷を軽減するために、共通フォーマットの作成を支援する機能です。
Formatmanager(クライアント)の機能を実現するために、FEDIT/FL-TABLEを提供します。

共通インタフェース機能

共通メッセージ操作

すべてのサービスを同じ作法で呼び出すために、ISIと連携する共通メッセージを作成・参照する機能です。

メッセージ送受信API

サービス利用側アプリケーションからISIに対して、メッセージを送受信するためのAPIです。非同期通信と同期通信があります。

ISIサーバに、サービス利用側アプリケーションを配備することもできます。共通インタフェース機能は、ISIサーバにもインストールされます。

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