PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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付録B リファレンスマニュアル | > B.1 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド |
sfcmount special | mount_point
sfcmount special mount_point
sfcmount コマンドは、GFS共用ファイルシステムを自ノードのみでマウント処理します。GFS 共用ファイルシステムが使用可能なすべてのノードから本コマンドは使用できます。
マウント処理の延長で、sfcfsd と(必要ならば)MDS を起動します。事前に /etc/fstabの設定を行う必要があります。
スーパーユーザーだけがマウント処理を行うことができます。
マウント処理に失敗した場合、エラー情報がコンソールに出力されます。出力されたエラー情報に応じた対処を行ってください。
/etc/fstabの "mount options" フィールドに以下のオプションが指定できます。オプションを複数個指定する場合、カンマによって区切る必要があります。
atime|noatime
ファイルの最終参照時刻を更新する (atime) または更新しない (noatime) ようにマウントします。省略時は atime です。
defaults
rw,suid,dev,exec,async と同じ意味です。
dev|nodev
ファイルシステム上のキャラクタ特殊デバイスやブロック特殊デバイスを使用できる(dev) または使用できない (nodev) ようにマウントします。
省略時は dev です。
exec|noexec
ファイルシステム上のバイナリファイルの実行を許可する (exec) または許可しない (noexec)ようにマウントします。
省略時は exec です。
suid|nosuid
バイナリファイルの setuid を実行許可する (suid) または実行許可しない (nosuid) ようにマウントします。
省略時は suid です。
rw|ro
読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro) でマウントします。
省略時は rw です。
async
ファイルシステムに対するすべての I/O を非同期で行うようにマウントします。
省略時は async です。
atrc|noatrc
ノード起動時にマウントする (atrc) またはマウントしない (noatrc) ことを指定します。
省略時は atrc です。
以下のオペランドが指定できます。
special
マウントするファイルシステムの代表パーティションのブロック特殊デバイス名を指定します。
mount_point
マウントを行うディレクトリ名を指定します。
# sfcmount /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 /mount_point # sfcmount /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 # sfcmount /mount_point
/etc/mtab
マウント中のファイルシステムのテーブル
/etc/fstab
ファイルシステムの環境ファイル
sfcumount(8), sfcmntgl(8), sfcumntgl(8).
オンラインマニュアルの mount(8), fstab(5).
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