PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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D.2.1.1 デフォルトゲートウェイが設定されない
- 現象
- システム起動時に/etc/defaultrouter において定義したデフォルトゲートウェイが有効とならない。
- 原因および対策
- /etc/defaultrouter において定義したデフォルトゲートウェイの設定はシステム起動時に /etc/rc2.d/S69inet において設定されます。この時、指定されたルータと同一のセグメントのインタフェースが存在しない、または非活性状態の場合デフォルトゲートウェイの設定はできません。伝送路二重化機能ではクラスタ運用の場合、クラスタアプリケーション起動時に仮想インタフェースが活性化されるため、デフォルトゲートウェイの設定ができない場合があります。
- 高速切替方式
- クラスタ運用時に仮想インタフェースをデフォルトゲートウェイに対する送信インタフェースとして使用する場合は、hanetparamコマンドにより仮想インタフェースを活性化するタイミングを変更してください。
- RIP方式
- クラスタ運用時に仮想インタフェースをデフォルトゲートウェイに対する送信インタフェースとして使用することはできません。
- NIC切替方式
- 物理IPアドレス引継機能を使用する場合で、かつ、待機ノードでインタフェースを活性化しない場合には、物理インタフェースをデフォルトゲートウェイに対する送信インタフェースとして使用することはできません。
- GS/SURE連携方式
- クラスタ運用時に仮想インタフェースをデフォルトゲートウェイに対する送信インタフェースとして使用することはできません。
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